【Vol.540】小さな改善を積み重ねる！

【本のタイトル】
トヨタ式「すぐやる人」になれる8つのすごい！仕事術

【著者】
桑原晃弥

【インプット（引用文章）】
仕事をしていると、「ここをこう変えたい」「うちのやり方は遅れている。もっと大胆に変えよう」などの改善アイデアが浮かぶことがある。
しかし、それをすぐに実行に移すのは容易ではない。多くの人にとって、なれたやり方は居心地の良いものであり、「変える」のはとても難しいことだからだ。
あるメーカーがトヨタ式の生産改革に乗り出した。ところが、改善推進チームが「こんな改善をしたい」と提案しても、現場の責任者たちから反対されることが多かった。
これでは改善は進まない。そこで改善推進チームは「すぐやるチーム」を立ち上げることにした。すぐやるチームが行うのは、大掛かりな改善ではない。
今使っている道具がちょっと使いにくいとか、必要な書類がすぐ見つからないといった誰もが直面している些細な「困りごと」に対応することだった。
これならお金もかからないし、手間もかからない。改善推進チームはこうした小さな困りごとに対応することで、「小さな改善」を続けていった。すると、周りの人たちから「お陰で良くなった」「仕事が楽になった」という声が上がるようになった。
改善推進チームは、このチャンスを逃さなかった。この機会に今より少し大きな改善について現場の人に持ちかけてみると、「やってみるか」と賛成してくれるようになった。そして小さな改善から中くらいの改善、大きな改善へと改善の輪が広がることになった。
いきなり大きな改善をやろうとしても、そうそうできるものではない。まずは小さな改善を積み上げていくことだ。そうすればやがて大きな改革もやれるようになる。

【アウトプット（具体的アクションプラン）】
大きな成果を得るために、小さな改善を積み重ねる！

トヨタ式「すぐやる人」になれる8つのすごい! 仕事術

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