【Vol.538】努力の先に待っている成功を信じる!

【本のタイトル】
ビジネスZEN入門

【著者】
松山大耕

【インプット(引用文章)】
毎年、ゴールデンウィークを過ぎた頃に、地元の小学校の子供たちを退蔵院に招待しています。
その際、子供たちにお抹茶を出して飲んでもらいながら、私がお寺について、仏教について、わかりやすく説明する時間を設けています。すると子供たちは、じっくりと話を聞いて、話の後にはさまざまな質問をしてくれます。そんな中で、お坊さんにとって掃除が大切な仕事であること、毎日とても時間をかけて堂内も庭も掃除をする、という話をした時、一人の子が、次のような質問をしました。
「葉っぱは毎日落ちます。掃除をしてもまた次の日には落ちますよね。それなのに、どうして掃除をしなければならないのでしょう」
非常に根源的な質問です。私も幼い頃そう思ったことがあったので、その子の気持ちはよくわかります。しかし、やはり毎日掃除はしなければならないことを私は今確信しています。そこで私は逆に尋ねました。
「では君はなぜ、ご飯を食べてもまたすぐお腹が空くのに、毎日ご飯を食べるのかな?」
するとその子は、とてもカンのいい子で、ああ、そうか、という顔をしました。何時間もしたらまたお腹が空くのをわかっていながら、私たちは皆ご飯を食べます。ご飯を食べるために、私たちは働いたり料理をしたりと、多大な労力を使います。なぜかといえば、毎日食べるからこそ、子供であれば、背も大きくなるし、体重も増え、身体が出来上がっていくからです。日々その変化に気づくことはなくとも、振り返ってみると明らかに、食べることが自分達を作り上げ、生かしていることを私たちは皆知っているからです。
掃除もまたそういうものだと思うのです。お寺も、どうせまた明日葉っぱが落ちるのだから掃除しなくていいだろうと考えてやらなければ、明らかに空間の雰囲気が変わってきます。何日に1回まとめて掃除をするとしても、毎日掃除する場合に比べて、必ず見えない汚れがたまっていきます。また、掃除をする人間の方も、「週末にまとめてやれば、まあ、いいだろう」などと考えることが普通になると、生活全てにおいてそういう考え方が支配的になっていくものです。
一方、明日また元に戻ってしまうことがわかっていても、今日落ちてきた葉は必ず今日履いて、常にきれいに保つことを続けていると、空間はもちろんのこと、人も含めてお寺全体の雰囲気がビシッと引き締まるのです。そしてその積み重ねが、そのお寺の雰囲気や印象を作り上げ、いつしかお寺そのものとなっていくのです。
一般的な仕事であっても、学校の部活などでも、同じことが言えます。無駄やなぁと思ってもずっと努力することによって、必ず気づかないところでの成長があります。それは、螺旋階段のようなものです。上から見ているとぐるぐる同じ場所を回っているだけ。一見、成長がないように見えますが、横から見ると一歩一歩確実に上がっている。全く同じに見える一歩一歩の積み重ねが、確実に積み重なっていくものなのです。
努力をしている最中は、誰でも、それが無駄に感じる時があります。しかし、決してそうではない。必ず少しずつ毎日変わっているはずである。そう信じられるかどうかこそが、努力を続けられる秘訣だと思います。

【アウトプット(具体的アクションプラン)】
努力の先に待っている成功を信じて、毎日努力を積み上げる!

#自己啓発 #読書記録 #ビジネスZEN入門 #松山大耕

「人はいつでもスタートラインに立つ事ができる!」そう考えています。たとえ、今まで中途半端な人生だったとしても、多くの失敗をしてきたとしても関係ありません!たった今から頑張ればいい!この瞬間から人生を変えることができるのです!そのことを証明するために、毎日noteを書いています!