【Vol.674】ボール(仕事)はすぐに手放す!

【本のタイトル】
7つのゼロ思考 外資系コンサルタントも知らない「異次元スピード仕事術」

【著者】
中村一也

【引用文章】
「ボールなんて言葉を使わずに仕事という言葉を使えば良い」という方もいるでしょう。この指摘はもっともです。しかし、私があえてボールという言葉を使う理由は次の3点です。
1点目は、「仕事を投げ返す」ということを、「ボール」という言葉を使うとより具体的な映像としてイメージしやすいからです。例えば、誰かとキャッチボールをしているシーンを思う浮かべてください。
2点目は、「仕事を持たない」という表現だと、どちらかというと仕事を避けているようなネガティブな意味に取られてしまう可能性があるからです。「ボールを持たない」という表現はそのネガティブさをいくらか薄めることができます。
そして3点目は、「今、このボールを持っているのは誰だ?」のような形で、実際に「ボール」を「仕事」という意味で使っている人が私の周囲にたくさんいたからです。もしかすると、あなたも聞いたことがあるのではないでしょうか?
繰り返しになりますが、「ボール=0」とは「ボール(仕事)を受けたらすぐ離す」、「ボールを持たない」という意味です。例えば、「これを印刷してくれ」のような一見些細な仕事であっても、後回しにせず可能な限り早く対応します。もしこの仕事の遂行を後に伸ばしてしまうと、次の2つのデメリットが生じます。
1つ目は、その仕事をすることを常に頭の片隅に置いておかなければならない点です。もしくは、几帳面な人ならTODOリストに記入するはずです。しかし、これすらエネルギーと時間の無駄遣いです。あなたの頭の中は考えなければならないことで既にいっぱいのはずです。些細と思える仕事を常に頭の片隅に置くと、その分思考が乱れてしまいます。
2つ目は、次から次に仕事が来ると、些細な仕事ほど後回しになってしまう点です。後回しにするうちに、印刷を頼んだ人から催促が来ることになります。挙句、「こんな簡単なこともできないのか」と思われかねません。さらに「遅くなり申し訳ございません」と謝りながら印刷物を渡す羽目になります。私も新人の頃、些細な仕事を後回しにしてこのようなことになってしまった経験が何度もありました。
これらのデメリットを回避する方法は簡単です。頼まれた瞬間に印刷を済ませてしまえばよかったのです。すると、あなたは仕事が終わりハッピー、依頼主は「ありがとう。仕事が早いね」と言ってくれてハッピー、みんながハッピーになるのです。
また、「印刷をする」というシンプルな仕事ではなく複雑な仕事を受けた場合、それを後に回すことで次のデメリットも生じます。それは、自分も依頼した相手も、指示の内容を思い出すのに時間がかかることです。
もちろん「印刷をする」というシンプルな仕事なら思い出すのに時間はかかりませんよね?しかし、「資料を時系列で組み直して、この点をもっと強調する。さらにあの点については部長の意向を確認する」など少し複雑な指示を受けた場合、後に回せば回すほど指示内容を思い出すのに時間がかかりますし、正確なメモを残さなければなりません。
また、依頼した相手も、内容を思い出しているうちに「やっぱりここはアレに変更しよう」と別のアイデアを思いつく可能性があります。そうなるとさらに作業時間が必要になります。したがって、複雑な仕事を後に回すと、先に終わらせるよりも効率が悪くなります。

【具体的アクション】
仕事の質を高めるために、ボール(仕事)はすぐに手放す!

#自己啓発 #読書記録 #7つのゼロ思考 #中村一也

「人はいつでもスタートラインに立つ事ができる!」そう考えています。たとえ、今まで中途半端な人生だったとしても、多くの失敗をしてきたとしても関係ありません!たった今から頑張ればいい!この瞬間から人生を変えることができるのです!そのことを証明するために、毎日noteを書いています!