【Vol.593】ブレストを身近なものにする!

【本のタイトル】
amazonのすごい会議 ジェフ・ベゾスが生んだマネジメントの技法

【著者】
佐藤将之

【インプット(引用文章)】
アマゾンで、何かのアイデアが求められる際によく使われる手法がブレストです。名前は知っているけれど、実際にやったことはないという人も案外多いのではないでしょうか。
私自身も前々職のセガでは部内でブレストをしたことがありませんでした。おそらく、何もないところから新しいことを生み出す作業は、経営企画や新規事業の開発に携わる一部の部署に限定され、通常業務では行われていないからでしょう。
一方、アメリカ人は学校の授業で、みんなでディスカッションし、アイデアを出し、まとめるという一連の作業を経験しているせいか、会社でもブレストをよく行います。アマゾンでも日常業務の中で頻繁に活用していました。
慣れてしまえば、ブレストはそれほど難しい手法でもありません。それこそアマゾンで検索すればそういうテクニック本はたくさん売られているので、そういうものを参考にしながら、日常業務の中にもっと組み込むことをお勧めします。
特に、「各自で企画を考えてきてください」と宿題を出しても、平凡なアイデアしか出てこない場合、ブレストの手法を採り入れてみると、少し変化が見られるかもしれません。自分一人では思い付かなくても、ある人のアイデアに触発されて、新たなアイデアが誘発され、化学反応が起き始めることもあります。
奇抜なアイデアや、実現可能ではない、あるいは、非常にお金や工数がかかるアイデアだったとしても、そういうやり方が存在することさえわかれば、それをもっと効率良くできないか、お金をかけずにできないかと、実現に向けたアプローチを考える糸口になります。
これは、普段の積み上げ方式で考えても絶対に出てきません。それこそが、ブレストの最大の効果と言えるでしょう。
ブレストは確かに効果の期待できる手法です。しかし、何でもかんでもやたらに「じゃあ、ブレストしよう」と言い出す人がいますが、これもまた問題です。時と場合によって使い分けをすることが大切です。
ソリューションがある程度見えている場合は、普通に意見を出して議論した方が効率的です。方向性がわかっているので、新しいクリエイティブなアイデアよりも、現実的に具体策を詰めていく方が重要になるからです。
ブレストが効果的なのは、そもそもソリューションがよくわからない、あるいは、ゴールを達成するための方法論がわからない時です。こうした場合は、ブレストすることで、みんなの持っている様々なアイデアが引き出され、斬新なソリューションが見つかる可能性があります。
アマゾンでは、社内でサクッと少人数でブレストすることもあれば、大規模なプレストをすることもあります。
規模の大小を問わず、アマゾンでは頻繁にブレストが行われており、これが数多くの新規事業、新サービスを生み出した原動力となっているのです。

【アウトプット(具体的アクションプラン)】
チームメンバーの力を活かすために、ブレストを身近なものにする!

#自己啓発 #読書記録 #amazonのすごい会議 #佐藤将之

「人はいつでもスタートラインに立つ事ができる!」そう考えています。たとえ、今まで中途半端な人生だったとしても、多くの失敗をしてきたとしても関係ありません!たった今から頑張ればいい!この瞬間から人生を変えることができるのです!そのことを証明するために、毎日noteを書いています!