【Vol.249】与えられた問題の前提を疑う!

【本のタイトル】
メタ思考のトレーニング

【著者】
細谷功

【引用文章】
《演習問題》
皆さんは上司から「ドローンについて調べて報告して」と言われました。次に取るべきアクションを1分間でなるべく多く上げてください
《解説》
皆さんが挙げたアクションを大きく2つに大別してみてください。
1つは
①「ドローンについて調べる」というその依頼事項を実行することを前提として、それをどうやって「具体的に」「実行するか」に関してのアクションです。例えば、
・アメリカの導入例をネットで調べる
・海外の入門書の電子書籍を読む
・試しに安いドローンを自分で購入してみる
といったことです。
そしてもう一つは
②「なぜドローンについて調べる必要があるのか?」と問題そのものに一度疑問を呈して、依頼のそもそもの目的を確認するためのアクションです。例えば、
・「その調査結果を何に使うのか」を依頼主に確認してみる
・調査目的が何かの仮説を立てる
といったことです。
多くのアクションは①のタイプだったと想像しますが、中には②の方向性で「そもそもの目的を確認する」といったアクションを上げた人もいるかもしれません。
これは皆さんの思考回路が、具体性、実効重視のHOW思考か、目的重視のWHY志向かのチェックです。もちろん本書でいうメタ思考に近いのはWHY志向の方です。
このように問題解決におけるメタ思考とは、いきなり問題を解き始めるのではなく、まず「問題そのものについて」考えることを意味するのです。
要するに、与えられた問題を疑わずに「それありき」と考えてアクションを起こし始めるか、「そもそもこの問題で良いのか?」と疑ってかかるかの違いということです。
メタの視点が持てないと、問題そのものの世界にどっぷりつかってしまい、あたかもそれが世界の全てであるかのような錯覚をしてしまいます。つまり、「問題の外側」があることや、「他にもやるべき問題がある」ことなどには全く気づきもしないのです。

【具体的アクションプラン】
与えられた問題の前提を疑う!
→本当に解くべき価値のある問題であるかどうかを見極めるために、そもそもその問題で良いかを考える!

#自己啓発 #読書記録 #メタ思考トレーニング #細谷功

「人はいつでもスタートラインに立つ事ができる!」そう考えています。たとえ、今まで中途半端な人生だったとしても、多くの失敗をしてきたとしても関係ありません!たった今から頑張ればいい!この瞬間から人生を変えることができるのです!そのことを証明するために、毎日noteを書いています!