【Vol.677】目標を適切に設定する!

【本のタイトル】
7つのゼロ思考 外資系コンサルタントも知らない「異次元スピード仕事術」

【著者】
中村一也

【引用文章】
あなたの日々の仕事の目標はなんですか?営業をされている方なら月間の目標に向けて日々奮闘されているかもしれませんし、事務職をされている方なら日々の仕事をミスなく直実に遂行することを意識されているかもしれません。実は、日々の目標をどう設定するかで仕事への取り組み方が大きく異なってきます。
プロ野球のイチロー選手といえば、もはや私が説明する必要もない日本史上最高選手の一人ですよね。日本で7度の首位打者に輝いただけでなく、アメリカのメジャーリーグで262本のシーズン最多安打や10年連続200本安打という不滅の偉業を達成した偉大な選手です。
私は、イチロー選手が何を目標として打席に立っているかを知り、適切な目標設定の重要性に気づきました。野球を少し知っている人なら、イチロー選手が「打率」を目標にしていると思うかもしれません。
2015年に「トリプルスリー(打率3割以上、ホームラン30本以上、盗塁30個以上)」が流行語大賞となりました。そこにも打率が入っています。バッターの打率には、常に多くの注目が集まります。
しかし、イチロー選手が打席に入る時の目標は打率ではありません。イチロー選手が設定している目標は「安打数」なのです。「打率と安打数で何が違うんだ?」と思われた方もいるはずです。実は、どちらを目標とするかでバッターボックスに入る時の心理が大きく異なります。
結論から述べると、打率を目標とするとバッターボックスに入る際に「恐怖心」が生まれます。なぜなら、打てば打率は上がりますが、打てなければ下がってしまうからです。打てなかったら打率が下がるという恐怖心は、バッターボックスに入ることに後ろ向きの気持ちを引き起こします。
一方、「安打数」を目標とすると、バッターボックスに入る際の恐怖心を消すことができます。なぜなら、たとえ打てなくても安打数は減りませんし、バッターボックスに入らなければ安打を積み重ねることに集中して、前向きな気持ちでバッターボックスに入ることができるようになります。
打率と安打数のどちらを目標とするかで、その心理は大きく異なるのです。打率を目標としていると「良い打率だから自分の打順が来て欲しくない」という心理になり、安打数を目標とすると「早く自分の打順が来てほしい」という心理になります。この両者の違いは歴然でしょう。
あなたの仕事でも同じことが言えます。日々の仕事の目標設定次第で、仕事に取り組む気持ちは大きく変わってきます。
例えば、営業の仕事は売上の数字が目標になるケースが多いです。しかし、高額な商品の営業をしていると場合などは、なかなか売れないので次第に気持ちが沈んでいきます。
ただ、商品が売れる前段階である顧客に会った回数や提案数は日々積み重なっていくものです。こうしたところに目標を置くと、日々達成感を持って過ごせるようになるかもしれません。あなたが毎日を前向きに過ごせるような目標をぜひ見つけてください。

【具体的アクション】
仕事のモチベーションを高めるために、目標を適切に設定する!

#自己啓発 #読書記録 #7つのゼロ思考 #中村一也

「人はいつでもスタートラインに立つ事ができる!」そう考えています。たとえ、今まで中途半端な人生だったとしても、多くの失敗をしてきたとしても関係ありません!たった今から頑張ればいい!この瞬間から人生を変えることができるのです!そのことを証明するために、毎日noteを書いています!