【Vol.673】相手を理解することに努める!

【本のタイトル】
GAFA部長が教える自分の強みを引き出す4分割ノート

【著者】
寺澤伸洋

【インプット(引用文章)】
先日大学生の友人から「大学の中でも人気で競争率が高いゼミに入りたいと思っているんですが、どう面接対策をすればいいですか?」という相談を受けました。
彼が入りたいのは、大学内で数あるゼミの中でも指折りの就職実績が高いことで有名なゼミで、そのため人気も非常に高く、狭き門だということでした。
ところが、そのゼミへの彼の志望度を感じるために、どうしてそのゼミに興味を持ったのかを質問したところ、「そのゼミの教授が企業と強いパイプを持っていて、就職実績がいいからです」との答えが返ってきたのです。
もし、この答えをゼミの教授が聞いたら、そのゼミには絶対入れてもらえないでしょう。もちろん僕が面接官でも絶対落とします。
この受け答えは、恋愛に例えると、告白した際に、相手から「私のどこが好きになってくれたの?」と聞かれて、「実家がお金持ちだから」と答えるのと同じレベル。これは「相手」のことを全く見ず、「自分の利益」だけを考えているのが丸わかりの最悪な回答です。
人の心というのは、自分の興味を示してもらって初めて動くもの。ただ単に「僕はこのゼミに入りたいんです」と100万回言ったところで、相手の心には響きません。一方的に自分の気持ちだけを押し付けても、相手には届かないのです。
そしてゼミの面接でも、恋愛でも、自分の気持ちを人に届ける方法は同じ。「この人、ちゃんと自分に興味を持ってくれているな。しっかり見てくれているな」と相手に感じてもらえて、はじめてスタートラインに立てるのです。
ゼミの面接に話を戻すと、ゼミには教授がおり、その教授が教えているテーマがあります。ですから、少なくともゼミを志望する前提として、その教授の研究や考え方を知っておく必要があるはずです。
僕は彼に「まず志望しているゼミの教授の執筆した本や論文を読むこと。その上で、わからないところにチェックを入れて、自分の意見も添えた上でその教授に質問しに行くこと」をアドバイスしました。
アドバイス通り、彼はその教授の論文を読破したあと、教授の元を訪れ、「自分はこう考えるのですが、なぜこちらの結論になるのですか」と質問を投げかけると、教授は「あの難しい論文を、学生なのにここまで考えて読んでくれたのか」と感心し、2時間以上も彼とそのテーマについて議論をしてくれたそうです。
そして面接本番。他の学生たちとは10分ほどの面接でしたが、彼とは1時間以上、論文の内容について熱く話をし、結果、ゼミへの参加を歓迎してくれたということです。
人の心を動かすためには、相手の考えに対して「自分がどう考え、どう感じたか」をしっかりと自分の言葉で伝えることが欠かせません。「自分のことをこんなにも理解しようとしてくれている」という努力や意思を相手に感じた時、人は動かされるものです。
逆の立場に立った場合を想像すれば、よりわかりやすいと思います。「あなたの考え方や仕事の仕方、人生に興味があります。色々と教えてください!」と真摯に伝えられたら、誰だって嬉しいもの。「そこまで考えてくれているなら、力になりたい」と思ってくれるでしょう。あなたが将来、最高の仕事領域(スイートスポット)で実力を発揮するためには、こうして自分の思いをきちんと相手に伝え、信頼を得ることが必要になるのです。

【アウトプット(具体的アクションプラン)】
人の心を動かすために、相手を理解することに努める!

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「人はいつでもスタートラインに立つ事ができる!」そう考えています。たとえ、今まで中途半端な人生だったとしても、多くの失敗をしてきたとしても関係ありません!たった今から頑張ればいい!この瞬間から人生を変えることができるのです!そのことを証明するために、毎日noteを書いています!