【Vol.485】スタッフと1ON1の機会を増やす!

【本のタイトル】
トヨタで学んだ自分を変える時短術

【著者】
原マサヒコ

【インプット(引用文章)】
ベストセラー『嫌われる勇気』などで有名なアルフレッドアドラーは、こんなことを言っています。
「結局のところ、我々には対人関係以外の問題はないように見える」
仕事をしていると、さまざまな問題が発生し、その度に時間を取られてしまうわけですが、その問題の根源はほとんどが対人関係だというのです。もちろんこれは、仕事だけではなく、人生全般にいえることです。
トヨタの現場では、昔から「人間関係の構築」にとても力を入れていました。
アドラーが指摘するように、人間関係による課題を非常に大きなものと捉えていたのだと思います。
仕事は、「人と人」との関わりの中で進んでいきますから、しっかりとした人間関係を構築できなければ、「より速く」「より良いサービスを提供する」ということは難しくなってしまうのです。
では、トヨタでは、どのようにして人間関係を構築していたのでしょうか。
トヨタの現場では、リーダーとメンバーによる1体1のミーティングが頻繁に行われていました。1回の所要時間は10〜20分と短いのですが、最低でも月に数回、多い場合は月に数十回にも上りました。
そのミーティングでは、主に計画に対する現時点での進捗や見込みはどうか、何か悩んでいることはないか、といったことを聞かれました。まさに部下の話を上司が「傾聴」してくれるわけです。その中で、たとえば「仕事が遅れている」とわかった場合には、一緒になって対策を練ってくれます。
また、業務の優先順位を整理し直して、緊急性が低いものを後回しにするなど、業務改善のアイデアを出し合うということもありました。
このように比較的短い時間でも、高い頻度でミーティングを重ねれば、問題をいち早く発見し、対策を立てることができるようになります。その積み重ねが結果的に時短につながるのです。
また、トヨタには「タテ・ヨコ・ナナメの人間関係を築け」という言葉があり、「人間関係の新陳代謝を図ること」が重要視されています。
これは、常に同じ人とばかりコミュニケーションを取るのではなく、社内の上司や先輩など、いわゆる「タテ」の関係はもちろん、同期や同僚、違う業界の同世代といった「横」のつながり、さらに業界や年齢、性別などバックグラウンドがまるで違う人とも関係を深め、「ナナメ」の人間関係も作っていきなさい、ということです。自分の知らない業界や知らない世代の人とコミュニケーションを図ることで、自身の視野を広げる効果があります。
たとえば、仕事のやり方に関して、思いもよらない視点からのヒントが得られることもあるでしょうし、価値観の違いに衝撃を受けるかもしれません。
自分の知らない世界を見ている人たちと接することは、正直いって腰がひけるものです。しかし、それを乗り越えて新たな人間関係を構築することで、自分自身の人間的な幅も広がり、仕事の質やスピードの向上にも活きてくるものなのです。
ぜひ、「タテ・ヨコ・ナナメの人間関係」を意識しながら、一歩踏み出してみましょう。
トヨタグループの創業者である豊田佐吉は、事業を拡大していく過程でこんな言葉を残しています。
「障子を開けてみよ、外は広いぞ」

【アウトプット(具体的アクションプラン)】
スタッフとの人間関係を良好にしていくために、1ON1の機会を増やす!

#自己啓発 #読書記録 #トヨタで学んだ自分を変える時短術 #原マサヒコ

「人はいつでもスタートラインに立つ事ができる!」そう考えています。たとえ、今まで中途半端な人生だったとしても、多くの失敗をしてきたとしても関係ありません!たった今から頑張ればいい!この瞬間から人生を変えることができるのです!そのことを証明するために、毎日noteを書いています!