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【カテーテルアブレーション体験記③手術を決めた理由】

発作性上室性頻拍と診断をうけ、根治にはカテーテル手術が必要だと説明をうけてから10年以上、発作止めで病院に行くたびに「根治にはカテーテル手術が・・・」と何度も聞くも決断に至らなかった私が、いよいよはらをきめた理由をお話しします。


真剣に考えようと思った出来事は、「もうちょっとで電気ショックだったよ」という先生の言葉でした。

発作の頻度は年数回で、うち自力で止まらないのが年1回程度かな・・・くらいだったのが、1か月で2度も病院のお世話になり、かつ頓服薬もきかず、病院での点滴も聞かず、、電気ショックだなんて恐ろしい言葉。

発作は原因もわからず、いつ起きるもわからないので、その時不整脈科のある専門病院で、かつ専門医がいればいいものの、旅先や休日などで急患でかかることも大いにありうる。
その時に、専門医じゃない先生に、電気ショック・・・だなんて怖すぎる!
これまでは、なんとか病院で処置してもらえていたが、海外だったら?スキー場だったら?一人で登山中だったら??

ほおっておいても治らない。このまま放置しておくほうがよっぽど危険だと、ようやく腹の底から理解をしました。


ここでようやく、私の不整脈(発作性上室性頻拍)とカテーテルアブレーション手術について、自分でも色々調べるようになりました。
何度も何度も検索して、経験された方のブログを、隅から隅まで読みました。

不整脈といっても他にもあり、治療には、もっと難しい手術が必要なケースがあったり、薬を飲み続ける必要があったり、様々だということも知りました。私のように、カテーテル手術で完治できるのは、不幸中の幸い?なのだろうなと。

もちろん手術は怖いけど、手術を受けないままでいるほうが、もっと恐ろしいことが起きるかもしれない(電気ショック!)。これからまだ長い人生、手術で治せるのなら治して、発作の心配がない穏やかな日々を手に入れよう、と決めました。


ですが、頭でわかっても心がついていかず、
いやだな~、こわいな~、けどまた発作起こったら困るな~、
計画・管理されて行う手術よりも、緊急の電気ショックのほうがおそろしいぞ!?けど、手術うけたくないな~・・・・
というのを何度も何度もぐるぐるぐるぐるしました。。。

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