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「白い光」の歌詞ができるまでと、その解説

はじめに

本記事では「白い光」と「白い光(世界MSの日2021)」の歌詞について、制作者の立場から詳細に解説します。なお、前回の記事と合わせてご覧いただくと楽曲への理解がより深まるかと思います。
歌詞はある種「思いや考えの要約」なので、どうしてもその内容だけでは表現しきれない部分も出てきます。ここではそういった部分などを補足できればと思っています。
一方で、制作者がどのように歌詞を解釈しているのかという点は、関心のある方のみに届いてほしいとも思っています。よって、以降は有料記事として公開させていただきます。目次は以下の通りです。よろしければお付き合いください。
質問などありましたらご連絡ください。必要に応じて加筆いたします。

~目次~
「白い光」の歌詞ができるまで

・デモ音源時点の歌詞(棚橋制作)
・‟昨日とは違う明日が訪れることに胸が弾まなくなってしまった”という歌詞に込められた意味とその解釈の難しさ
・‟白い影”が意味するもの
・引き継いで書き直した歌詞(以降佐藤制作)
・調整後の歌詞
・‟花”と‟虹”が意味するもの
・‟虹”の「じ」のメロディに込めた想い
・‟孤独”という単語をどう解釈するか
・曲タイトルが決まるまで
・MS患者の方の力を借りる
・歌詞に反映
・曲のタイトルに込めた意味
・再び、MS患者の方の力を借りる
・‟飾らず”よりも‟抱えず”
・‟目の前にある”よりも‟ありふれていた”
・‟もう一度色づいてゆく”のニュアンス
・歌詞に反映
・ありふれていた暮らしのひとつひとつ‟は”or‟が”or‟も”
・完成した歌詞
「白い光(世界MSの日2021)」の歌詞ができるまで
・歌詞を追加した理由
・MS患者の方の力を借りる
・完成した歌詞
・‟虹”‟涙を拭った”‟曇りなき”‟晴れ渡る”が表しているもの
歌詞の解説
終わりに 

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