尊重し合える仲間と冒険がしたい

読書会運営のKPIについて

読書会の運営メンバーとの定例ミーティング。
来月は会のKPIについて検討することになった。

KPIはどうするか。
・読書会参加者数?
・常連さん定着率?
・著者招待数?
・peatixフォロワー数?
・年間読書会開催数?
・行動宣言数?
・参加者満足度?
・会のスローガン達成率?

色々考えてみたが、自分的にはどれもしっくりはこない。

どれも大切な要素で、なくなると困るものだけれど(例えば参加者がいないと読書会が成立しない)
自分にとってはこれらの数字を追うことは作業的になる感覚がある。

では自分にとってKPIとしたいものは何か?


自分にとっては、運営メンバーがとても大事。

だから、それぞれの運営メンバーの満足度を会のKPIの1つにしたい。

満足度とは、それぞれの運営メンバーがこの読書会運営を通じて成し遂げたいこと、やりたいことに関する達成度。

例えば、自分の場合は、この読書会運営を通じてやりたいことのキーワードは「冒険」。
冒険ができているかどうかの進捗具合が私にとってのKPI。


各運営メンバーのKPIを達成することを大事にしていったら、結果的に冒頭の数値指標も達成できるという状態が理想。

なぜ、「冒険」がKPIなのか?


一人で読書会をやっていた時期もあったが、正直、途中からつまらないと感じるようになった。
それはなぜか?

予定調和だから。

読書会は設計の工夫次第で、非常に学びがある空間が作れる。

裏を返すと、学びがある空間ができたとしても、そのようになるよう設計したのだからそれは想定の範囲。予定調和。
むしろ、その想定までも辿りつかない時もある。

では辿りつかない時があるからこそ、次回に向けて改善することが冒険になるのではないか?

という発想には残念ながらならなかった。

なぜならば、読書会は相手があること。
だから想定の範囲に達しないこと自体(最高に学びのある空間が作れないこと)がとても辛い。
想定の範囲に達して初めてその辛さに直面しなくてよかったという安心感が生まれる。
喜びではなくて、ちゃんと学びの場ができてよかったという安心感。

つまりは、予定どおり行かなかったら辛い。予定どおりいったとしても予定調和で単なる安心感があるだけ。

また、読書会中に対話に加わらず見守る会(人数が多く進行に徹する会)だと一人だけ蚊帳の外の感覚。

対話に加わったとしても、自分が主催者としてそのテーマで読書会をしているので、どうしても対話の内容も予定調和となってしまう。

こうして、私にとっては一人で運営する読書会は予定調和でつまらない、予定調和にいかなかったとしても辛い。という感じで、つまらなく感じるようになってしまった。


そんな時に意気投合する仲間と出会い、今の仲間での読書会運営に至るが、一人での運営との違いは冒険(想定外)があること。


仲間が持ってくる企画は自分の想定外のことで面白い。
読書会後のファシリテーションの振り返りもそれぞれの視点で面白い。
運営メンバーの成長も見ているのが面白い。

そして、受容し合える空間だから、率直に意見を言い合えることができるのもありがたいこと。

よって、自分にとっては一緒に運営してくださるメンバーはとても大切だから、それぞれがこの会の運営を通じて成し遂げたいことを会のKPIにしたいし、自分のKPIとしては「冒険の要素」と「運営メンバーのKPIの達成度」をKPIにしたい。

それぞれのKPIの進捗を定期的に共有して、どうすれば各自のKPIを伸ばせるのかをみんなでアイデアを出し合って取り組んでいたら、気づいたら結果的によくある数値指標(参加者数など)の結果もついてくることになっていたら面白そう。

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