読書会の学びを実践に繋げる問いの設定
問いを設定することで、短時間で本から今必要な情報を得られます。
問いの設定:この本からどんなことを学びたいのか?
本の学びを実践に繋げられるかは、この問いの設定にかかっています。
実践に繋げる問いの設定のコツは、自分事の課題を絡めることです。
しかし、本が魅力的になればなるほど、問いが本の内容自体に引っ張られがちになります。
実践に繋げる読書会では、いかに自分事の課題に絡めた問いを設定するサポートができるかがポイントになります。
例えば、「Aというパン屋に行きたいが道筋が分からない」という課題があったとします。
その場合に設定する問いとしては、
Aというパン屋までの道筋を教えてください、が課題解決、実践に繋がります。
ところが本が魅力的すぎると、つい、
「本書でいうパンの定義について教えてください」 という問いを立てたくなります。
この問いにより、「パン」の定義は短時間で得られます。
ところが、肝心の「Aというパン屋に行きたいが道筋が分からない」という課題は解決されません。
そこで、困って、また別の本や読書会に当たります。
ところが、また本が魅力的すぎると、つい、
「パンの起源を教えてください」という問いを立てたくなります。
これでは、たしかに知識はつきますが、課題は解決されません。
よって、課題解決のために、また他の本や読書会に当たることになり、
学びのループにハマってしまいます。
(ただし、課題解決に縛られない知的好奇心も大事なものではあります)
実践に繋げる読書会では、問いの設定をいかに自分事の課題に絡められるかがポイントとなります。
学びのループにハマらないよう、実践に繋げる読書会を開催する時には、実践的な問い設定のサポートをしていきたいと考えています。
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