SIGMA fp パウダーブルーのススメ
遂に fp にもパウダーブルーがやってきた!
今年は梅雨も遅く、天気がいい日が多い6月の始まり。SNS にもパウダーブルーの写真が増えてきて夏が近づいていることを感じる。そんな梅雨前の夏の気配を感じる時期にパウダーブルーでの撮影を行ってきたのでここにまとめておこうと思います。
パウダーブルーはなんといってもご承知の通り海、空、緑に映える清々しい表現でしょう。先に書いた糸島でのパウダーブルー撮影で海と空との相性は申し分ないことがお伝えできたと思う。
それでも、改めてパウダーブルーでの海写真の気持ちよさは今一度お伝えしておきたい。
SIGMA 公式 YouTube 『SIGMA Station』 でも伝えられていた様に『緑』にもパウダーブルーの表現は活かされる。緑の色も映えるが、シャドーの表現が際立つ様に思う。
今の時期はあじさいが見頃で、あじさいの青の表現ともまた合う。少しトーンを抑えた表現にも、あじさいを明るくとらえた表現にもパウダーブルーは合う。
この写真は SIGMA Aizu 工場のそばにあって 山木CEO もオススメする『古川農園』という喜多方ラーメン屋さんの裏から見える景色。空が開けて、畑の中に桜の樹と共に建つ小屋が印象的な風景でパウダーブルーが清々しくも淡い表現になってとても情緒的な1枚になった。風景をとらえる上でもパウダーブルーはエモーショナル。
深い緑の風景においてもパウダーブルーは深みを持たせる表現になる。
影の落ちるコントラストが高いシーンでも印象的な表現が素敵だと思う。シンプルな情景、被写体に相性がいい様にも思う。
普段のふとしたシーンでもパウダーブルー(-1 〜 -2)ぐらいで抑え気味にかけることで程よい普段使いの色表現になるので以外にいろいろなシーンに使い勝手が良い。
それに加えて アレクサンドレ・ソエテ氏の写真 にも見られる様に、少しアンダーなシーンにも雰囲気を与えてくれる表現ができ、自分はこれを推奨したい。少しアンダーなシーンをパウダーブルーで捉えると、ほのかな光の中にブルーが混ざり何とも言えない質感を表現してくれる。
こんな光の少ないシーンで重宝したのが『35mm F1.4 DG DN | Art』。自分にとっては fp/fp L を使い始めてから初めての Art レンズ。天気もあまり良くなく室内で暗いシーン、そして手持ちでもきっちり描写してくれる安心感を改めて感じる1本。
こうして改めて撮影してきたパウダーブルーを見直してみるといろいろなシーンでの良さがある。最初はシーンを選ぶかな?と予測していたが、パウダーブルーが自分の撮影に馴染んでくると、今は大きく表現の幅が広がったと感じている。皆さんも撮影を重ねて自分のパウダーブルー表現を探してみてはいかがでしょうか。きっと写真の幅がまた広がるはず。
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