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男の浮気する心

はじめに

年上の男「浮気ってどう思う?」
私「死んだ方がいい。」
一同「フフフw (苦笑い)」
年上の男「まぁ、今しているんですけど、」

シーシャ好きの集まりにて

 性欲のごく弱かった私には、意味が分からなかった。相手はこの人と一生を共にすると覚悟しているだろうに、それを知っているだろうに、どうしてそんな裏切りが出来るのか分からなかった。だから、死んだ方がいいという発言については、敢えて訂正しなかった。
 ただ抗うつ薬をやめてから、離脱作用なのか知らないが、気が狂ったように欲が生じ(脳は神経伝達物質の奴隷である)、誠実を自負する私でも、浮気する気持ちが分かってしまった。だから吐露する(私はやっていない)。

女性をモノ扱いしている?否。

 女性をモノ扱いしているからそうなるんだ、と指摘する人は多いと思う。もちろんそういうヒトもいるだろうし、実際私もそう考えていた。ただ、どうもそうでない人もいるらしい。そもそも、人を人とも思わない人格のヒトが一切悪びれずにバレずにそんなことをやってのけるはずはない。そんな人間、いや、ヒトに魅力などないし、女性はそれを見抜けないほどバカではない。

性欲の分岐

 男性の第二次性徴では性欲が生じる。ただこれは朧気で、強く求めているが何を求めているかもよく分からないというような危なっかしいものである。これが数年~十数年経て成長し、
・性行為に対する欲
・異性と人間として尊重し合いたいという欲
に分離する(しない愚かなヒトもいるが)。後者だけあれば一番良いのだが、ヒトというハードウェアはそれを許してくれない(稀にそんな貴重な個体もいないではないが)。

結論: 誠実さの裏返し

  異性を、パートナーを人間として尊重したいが行為への欲はある、パートナーにそれをぶつけることは人間としての関係を蔑ろにすることだから、自分として決して許せない。
…という(ある意味での近視眼的な)誠実さが自然に浮気に向かうのではないだろうか。

おわりに

 もちろん浮気は日本の文化的に完全にアウトであるし、正当化するつもりは毛頭ない。ただ、ヒトというハードウェアがそれを引き起こしやすい構造であるのは事実であって、いくら嫌だと文句を言っても否定できない。
 これを知ったうえでお互いどうするか、という材料には出来ると思う。お子さんがいらっしゃる場合、無責任に別れるわけにも(簡単には)いかない。今後を現実的に見据えて動く必要がある。

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