いつまで働く?

シニア(=自分)のQOLを向上させるソリューションを構想中です。
平凡な会社員が、自分や同世代のために定年(=働き方の転機)後も楽しく元気に生活できる世界の実現を目指しています。

自分の努力は必須です。

今日、日経新聞で70歳以上で働く話が出ていました。
「職場依存、切り札はシニア 「70歳雇う」企業4割」と言うタイトルの記事です。
労働市場でシニア人材の重みが一段と増している。
70歳以上でも働ける企業は、2022年に4割(*)になり、10年前の2倍だそうです。*厚生労働省調べ
65歳以上の定年の企業は、2022年で25%程度(*)なんですね。
自分が思っていたより多い感じです。
でも、業種に偏りがあって、

建設業    15%
介護・福祉  15%
宿泊・飲食  11%
運輸・郵便  11%弱
小売り    10%
製造      7.5%
金融・保険   4.5%
情報・通信   2%
全産業    10.6%

また、総人口に占める生産年齢人口(15〜64歳)の比率は22年に59%となり、00年より9%減少している。
円安で外国人労働者の確保が難しくなり、子育て中の女性の労働参加の拡大も頭打ちになるなか、細る現役世代を補うにはシニア人材に活路を求めざるを得ない状況なのだそうです。
仕方なく、シニアを雇う必要が出てきました。

それに伴って、労働災害も急増しているのだそうです。
この5年間で、60歳以上の労災発生件数は、26%程度増加しています。
若年では、回避できる事故が高齢者では、回避できない事が原因です。
シニアを雇用するには、職場環境の整備が急務だそうです。

賃金については、69歳までは横ばいか若干上昇しているのに対して、70歳以上は、減少傾向にあります。
記事では「シニアの雇用が増えるなかでも70歳を超えると求人が現役世代の敬遠する肉体労働中心の低賃金業種に偏り、安い給料でも働かざるを得ないケースもある。」としています。
円安で、外国人も日本で働くより自国や他の国の方が実質の賃金が高くなり、日本での雇用が難しくなって、誰もやらない仕事が廻ってくるのでしょうね。
体力がなくなってきているのに、肉体労働で働かざるを得ない状況です。
これって、食べるために働く事で、非常に悲しい。

データ、情報を扱う業種ほど、シニアの比率が低いです。
自分の業界もここです。
他の業種に転向するとしても、イメージできないです。
AIとか、デジタル化で自分には働きやすくなると思いますが、この辺が苦手な方には難しくなるのでしょうか。

また記事は、「シニア人材をさらに増やし、国力や産業競争力を維持するためにも、労働条件の改善に向けた政府(*2)と産業界一体の取り組みが待ったなしだ。」としています。
確かにそうなのかもしれませんが、この大きな変化の中で、ここで言う「シニア人材」って何なんでしょうか?
「シルバー人材」とは、違う気がします。
また、「元気なシニア人材を確保する」というのも言われている様です。
やっぱり、自分でスキルアップしておく必要がありそうです。

(*2)改正高年齢者雇用安定法 が令和3年4月に施行されました。
○ 事業主に対して、65歳から70歳までの就業機会を確保するため、高年齢者就業確保措置として、以下の①~⑤の いずれかの措置を講ずる努力義務を設ける。
○ 努力義務について雇用以外の措置(④及び⑤)による場合には、労働者の過半数を代表する者等の同意を得た上で 導入されるものとする。
①70歳までの定年引上げ
②70歳までの継続雇用制度の導入(特殊関係事業主に加えて、他の事業主によるものを含む)
③定年廃止
④高年齢者が希望するときは、70歳まで継続的に業務委託契約を締結する制度の導入
⑤高年齢者が希望するときは、70歳まで継続的に
a.事業主が自ら実施する社会貢献事業
b.事業主が委託、出資(資金提供)等する団体が行う社会貢献事業に従事できる制度の導入


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