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転職活動を始める時に行うべき3つの事-Part.2-

こんばんは。
前回からの連続物となってます「転職活動を始める時に行うべき3つの事」ですが、今回は、Part.2ということで2つ目の行うべき事についてまとめていければと思っています。

前回の投稿で、行うべき3つの事に関しての結論と、1つ目の詳細に関しては書かせていただいていますので、確認されていない場合はチェックをお願いいたします。

今回は、こちらですね。

2. 転職活動においての軸(優先順位)をつくる

こちらについて書いていければと思っております!

・・・

この言葉を聞いて、ほとんどの方は「そりゃそうだよね」というお話かと思いますが、それをつくるタイミングですね。
いざ、転職活動を始める時に、自身の思考と感情と行動を一致させて”軸”をつくっておくことは、言うは易し行うは難しかもしれません。

質問で言うと、

「あなたは今回の転職で何を叶えたいのですか?」
「A社とB社は、オファー金額が同じだったらどちらを選ぶんですか?」

みたいな問いに対しての、自分自身の答えをもっておくイメージですね。

この辺りも、私が転職支援をしている時には良く耳にしたり口にした内容ではありますね。

フェーズとしては、
●初回面談の時(転職相談所で担当者と最初に打ち合わせをする時)
●最終面接前(志望度が高い企業の最終面接が組まれた時)
とかで、多く耳にしたり口にするイメージです。

何故上記2つのフェーズで多くなるのかをそれぞれ深掘りしていきながら、なんで転職活動の軸を活動を始める時につくる必要があるのかを考えていきます。

●初回面談の時(転職相談所で担当者と最初に打ち合わせをする時)
転職相談に来られる時は、
①これから転職活動をしようか考えている(動き出し)
②すでに転職活動をしていて、興味のある求人についてその相談所から紹介され
のいづれかになると思います。

②に関してはわかりやすいです。

・実際に今エントリーされている求人案件は何故受けているのか
・どの求人への興味度合いが高いのか
・それは何故なのか
と言ったようなことをヒアリングしていきます。

大事なのは"エントリーをしている"という事実ベースで話を聞いていくことです。人とは面白いもので、必ずしも行動と思考や発言が同じではないケースがあります。『口ではAって言っているのに、実際はBしてるじゃん』みたいな。
なので、「こうしたい」「ああしたい」という欲求や妄想での話よりも、実際に行動していることを基点に物事を考えた方が、ずれが少なくなるんですね。初回面談の段階で、相談に来られた方の行動ベースでの事実を掴んでおくことが、何によって意思決定をするのかを把握する上で重要になります。

①の場合は、いわゆるキャリアコンサルティング的な発想から、ヒアリングをしていくことが必要になってきます。

・今日足を運んでくれた理由は何なのか
・どのような事が願望なのか、課題なのか
・願望や課題を実現・解決していく為には、どの様なアプローチが有効なのか
と言ったことを、ヒアリングをしながら時にはコーチングに近いことも行いながら言語化していきます。この過程で、転職活動においての軸に関しても一緒に言語化をしていくことになります。

①と②の場合でアプローチは異なってきますが、どちらも重要なのは相談に来られた方との"ベクトルを合わせる"ということになります。
最初の段階でベクトルが合っていないと、選考のフェーズが進んだり転職活動の期間が長くなっていけばいくほど、どんどん本来の目指したかった姿と、今行っている活動のGAPが大きくなってしまいますよね。それを避ける為です。

少し転職支援者の立場での話となり脱線してしまいましたが、なんとなく、転職スタートの時に、ベクトルをどこに定めるかという事の重要性について理解をしていただけたのではないでしょうか。

そして、もう一つですね。
●最終面接前(志望度が高い企業の最終面接が組まれた時)
ここは、初回面談の時と違い、具体的に意思決定が近い状態でのコミュニケーションになってきます。
このフェーズでは、シミュレーションを行う事が多いです。どういうことか。

「これから最終面接に臨もうとしているA社で仮に内定が出たとしたら、どのような判断をするのか」
というのを、相談に来られている方と、コンサルタントで一緒に考えていくのです。

・年収が〇〇万円以下だったらどうする?
・B社と同じオファー金額だったらどうする?
・役職が想定と違ったらどうする?
・A社単独のオファーで意思決定できる?
と言ったことを、1つ1つ質疑応答をしながら考えていき、"A社にはどうゆう状態であれば入社の意思決定ができるのか"ということを言語化していきます。

何故最終面接前にシミュレーションなんぞをするのか?
当然色々根回し等をする必要があるのかもしれないですが、一番大きいのは、やはり人とは面白いもので、オファーが出た"後"にこういった話をすると、これまでの活動の方向性とはズレたところで意思決定をしようとしてしまうケースがあるんです。

投資とかやっている方はわかると思うんですが、元々のポリシーで10%の運用利益で売り抜けしようと思っていても、いざ10%迄達すると「まだいけんじゃない?」といってキープして1ヶ月後に大暴落、、みたいな。
当初のプランの想定を上回った時に意思決定の軸がブレてしまうと。

話を戻すと、最終面接前に行うのは、元々のキャリアプランや今回の転職で実現したいと思っていたことが叶う選択を、冷静なタイミングで考える必要があるからということになります。

この時点で軸とか優先度とかが決まってなくて、「なんとなく良さそう」とか、「面接官との相性が良さそう」とか、「口コミも悪くないし」みたいなところから考えていくのは、はっきり言って危険です!
結局出たところ勝負になりますし、口コミなんて良くも悪くも無責任な発言なので、あなた自身にはほぼ関係ないです。
考えていく上での帰着点を設けておかないと、空中戦でバラバラになってしまいます。



今回は、転職支援をしている時の2つのフェーズ
●初回面談の時(転職相談所で担当者と最初に打ち合わせをする時)
●最終面接前(志望度が高い企業の最終面接が組まれた時)
で行っていることを例にあげながら、話を進めてきました。

いずれのフェーズでも、相談に来られた方の軸(優先順位)をベースに、転職支援を行なっていることを、イメージしていただけたかと思います。

当たり前ですけど、わざわざリスクを犯して、忙しい現職の合間を縫って転職活動をするのであれば、良い転職先を無駄な時間なく見つけたいですよね?

新卒と一番違うのは、職についている事だと思います。
新卒の時の活動は、働いた経験がないので、幅広い業界・業態・職種を色眼鏡をかけずに見ることを薦めますが、転職は全く状況が異なります。

最終的に転職するかどうかの判断はおいておいて、自分が使った時間がキャリア構築の為の糧になっていなかったら、全くもって無意味ですよね。
その為には、自身が実現・解決したい願望や課題は何なのかをきちんと言語化し、どの様な組織であればそれが満たされるのかを仮設立てし、行動を起こすことが大事だと思います。

「なんとなく面接を受けてみようかな」は意味がないし、面接先の企業にも失礼です。改めて受け直したいと思っても、1度お見送りになったら数年間は再エントリー出来ない企業も多いです。



わかってます、
『じゃあその軸ってどうやって考えるのよ?』
ですよね?
今回一緒に書こうと思ってたんですけど、思った以上に盛り上がってしまい長くなってしまいたどり着かなかったので、次の機会で詳しく書かせてもらおうと思いますが、簡単に以下に結論だけ。

個人的には、企業の魅力を4Pで捉えて、分解して考えていくのが良いと思っています。

・・・

今回は、転職活動を始める時に行うべき3つの事(Part.2)ということで、大事だと思う3つの事の中の「2. 転職活動においての軸(優先順位)をつくる」について、記載をさせてもらいました。

次回は3つ目の内容に入る前に、2つ目の"軸をつくる上でのポイント"について記載をしていきます!


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