見出し画像

転職活動を始める時に行うべき3つの事 Add-on

こんばんは。
連続物となっていました「転職活動を始める時に行うべき3つの事」ですが、今回は、Add-onということで、2つ目の行うべき事(Part.2)で今度書く宣言をしていた内容について、纏められればと思います。

過去3回の投稿で、行うべき3つの事に関して書いていますので、確認されていない場合はチェックをお願いいたします。

さてさて、問題のPart.2での発言ですが、こんなことを書いていました。

スクリーンショット 2021-07-12 20.50.31

Part.2では「転職活動においての軸(優先順位)をつくる」ことの重要性について記載をしていましたが、白熱しすぎて「なぜ軸を作るべきなのか」に終始してしまい、肝心の軸の作り方についての記載に至りませんでした。

ですので、今回の投稿では、「じゃあその軸はどうやって作るの?」というところに言及していければと思います!

・・・

結論ですが、企業の魅力を捉える4Pのフレームを用いるのが、わかりやすいと思っていますのでお薦めです。

企業の魅力を捉える4Pとは?
企業(組織)を以下の4つのかたまりで考えます。

●Philosophy(理念・目的)
●Profession(仕事・事業)
●People(人材・風土)
●Privilege(特権・待遇)

上記を見てお気づきかと思いますが、4つのかたまりの頭文字Pをとって、"企業の魅力を捉える4P"ということになります。

●Philosophy(理念・目的)
企業によって言葉は変わりますが、経営理念・ミッション・ビジョンと呼ばれるような、"なんのために経営をしているのか"という、その組織体の根源や最上位概念になります。
良い悪いではなく、企業によってはここを非常に重要視している会社もあれば、名ばかりの会社もあると思います。
ただ、最近は日本の経済成長の鈍化や少子高齢化の加速に伴い、終身雇用制度の撤廃や副業の推進など、"働き方"について多くの変化が出てきました。その中で、"会社と言う器を通して、どの様に社会に価値貢献をすべきか"ということについて重要視する方が多くなってきている様に感じます。

●Profession(仕事・事業)
これは書いて字の如しですね。誰に・どんな価値を・どんな仕組みで提供している会社なのか。そしてその事業にどの様な役割で携わるのかという、具体的な価値創造活動のことを指している言葉になります。
外資系企業の求人票では、ここへの言及が事細かに書かれていますね。逆に歴史のある日経企業では"総合職"という名のもの、携わる事業や業務のことへはほとんど言及がないような求人票もあります。
これは、雇用に対しての考え方の違いなんですが、先程のPhilosophyの段でも言及しましたが、"働き方"について大きな変化が生まれている現在においては、今後は雇用に関して企業と人がフラットな関係になっていることになるので、より重要な要素になっていく領域かなと思います。

People(人材・風土)
ここは、いくつかの角度から考えることができるんですが、シンプルにいうと"どんな人と働きたいですか?"なんですが、特定の個人のことを指すケースと組織全体のことを指すケースがあるかなと思います。
特定の個人は、優秀な人材や憧れの先輩・上司と一緒に働きたいということですね。
組織全体は、企業が醸し出している雰囲気=風土ということになります。後は行動指針・バリューといった言葉をつかう企業もあります。ただ、ちょっと風土と行動指針は違うかなとも思っていて、風土は非公式なもの・行動指針は公式なものです。そう考えると、行動指針やバリューはPhilosophyと考えても良いかもしれません(なので、組織としてPhilosophyを重要視してるかどうかが、この行動指針やバリューという項目にも当てはまるかなと)。

●Privilege(特権・待遇)
特権というのが少しわかりにくいですが、在籍することで得られるメリットになりますので、福利厚生や制度面での就業サポートといったようなこともそうですし、就業場所や就業時間、オフィス環境といったようなものもここの特権の中に含まれます。待遇は≒報酬(給与)ですね。
IT系の企業やスタートアップなんかは、この辺りの"特権"の見せ方が上手ですよね。積極的に広報で就業環境をオープンにしたり、エンジニアに向けてアピールをしたり。こんな環境だったら仕事しやすいだろうなあっていう感情を積極的に演出しているように感じます。

さあ、4つのPについて説明をしてきました。
このフレームを使って軸を作っていく訳なんですが、Part.1でも記載をした"事実から考える"を実践できれば良いかなと思っています。

▼ 興味のある求人を数件ピックアップ
▼ 求人を4つのPのフレームに分解
▼ 分解した求人数件を見比べて共通点を見つける
▼ 共通点の多い項目を優先順位が高い(軸候補)要素と仮説立てする
▼ 軸候補で求人を探してみて、仮説を検証する

上記の様な流れで軸を探してみるのはどうでしょう?
ポイントは、最初のピックアップの時には本能的・直感的に求人を選ぶことかと思います。下手に最初からフレームに当てはめて考えようとしても慣れていないと難しいと思うので、"事実から考える"を行っていきましょう!

・・・

という事で、転職活動を始める時に行うべき3つの事【Add-on】は以上となります。

仮説立てさえできていれば、実際に転職活動でいろんな会社の方からもらった質問にも、思考が通っているので自分の考えを伝えることができるはずです。
その考えが浅かったり・自分が本当に思っていることと違かったりすれば、その場や振り返りで修正すれば良いので、大きな問題ではありません。
問題は、自分なりに考えないで転職活動に臨んでしまうことかと思います!

何かこの記事を見ていただいた方の転職活動の一助になるような情報がお伝え出来ていれば嬉しいです。
(具体的なご相談等をいただくケースも多いのですが、その場合はtwitterでご連絡をいただければと @satoaki0928 )

それでは!!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?