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【転職活動記_2】どんな企業での就業を目指したのか

前回から始まりました転職活動記ですが、今回はPart2ということで標題の通り「どんな企業での就業を目指したのか」というところについて言及をしたいと思います。

プロローグについては上記で書いていますので、前段が気になる方はこちらをご覧ください。

さて、早速ですがタイトルに即して話をして参ります。結論ですが、

 業界 :IT業界(SaaSビジネス)
フェーズ:スタートアップ以外
提供価値:基幹業務改善 or マッチング
対象規模:SMB or Consumer
業務内容:PMM or BizDevOps or BPR/業務改善

上記に当てはまるポジションでの転職に絞り、活動を行いました。
業務内容に関しては、幅広くエントリーをしながら市場価値と自身の経験をすり合わせをしていく中で絞っていくことになりましたが、それ以外は活動開始時から一貫した考えの中で進めていきました。

・・・

前提として、自身のキャリアを考え組織の中で活きるために必要な考えとしてWill・Can・Mustの3つの輪を大事にしているのですが、今回はこれ迄属した組織からの要請と、その期待に応える事で培われた自身の経験とスキルから導き出される「Must」「Can」領域に絞って話をしたいと思います。(目指した背景の「Will」領域に関しては次回改めて記載します)

▼Will・Can・Mustに関しては、こちらの後半で話をしています

「Must」「Can」領域に関連し絞った項目ですが、【業界】【業務内容】【提供価値】の3つになります。

【業界】

私はこれまで以下の経験を積んできています。

▼ 人材紹介(IT業界向け)
▼ 新卒採用支援(SaaSモデル)
▼ 人材開発・組織活性化支援
 ノンデスクワーカーの業務改善・エンゲージメント向上(SaaSモデル)
 基幹社員向けの研修企画・提案〜実施

まとめると、 HR(人/組織)をIT(テクノロジー)と研修を活用して開発/活性化させる」という経験を積んでいると自己認識をしていました。

なので、IT業界かHR業界になるかなという所でしたが、個人的には『どちら < どちらの立ち位置にも入れる』というのが自身の強みであると感じていたので、IT業界の中でHR要素が入るサービスであればベストだし、そうでなくても業務内容の領域でHRの経験を活かせればという考えを持っていました。

【業務内容】

ここはスタートアップ(その中でもかなりアーリーフェーズから)で5年強就業をしてきた私の強みでもあり弱みでもある幅広い業務経験というのは、どの様な形であればポジションという形で価値を見い出せるのかという事で、一番悩んだポイントでもあります。

自身の経験値を業務レベルで落としていくと、下記の様になります。

<5年以上>
・法人営業(フィールドセールス)経験 
・個人営業経験
・キャリアアドバイザー経験
<3〜5年>
・組織コンサルタント経験
<1〜3年>
・人事経験
・マーケティング経験
・インサイドセールス経験
・カスターサクセス経験
・セールスイネーブルメント経験
・新規事業開発経験

業務内容に大きなこだわりがある訳ではないという特性もあり、幅広い経験を積んできました。

ただこの経験、私自身キャリアアドバイザーの経験が長いので分かるのですが、「結局何が出来るんですか?」と言われてしまうリスクが非常に高い・・・どうしたものか。。

実際に活動をしていったり色々な方にアドバイスを求めたり、SaaSモデルの組織体制を調べていく事で、
① 結局何が出来るんですか?への答え
② それってどんなポジションで価値発揮できるんですか?への答え
を言語化する事ができました。


全て会社都合での異動だったんですが、異動の背景を抽象度を上げ考えていくと、以下の2つに集約されていることに気づきました。
(1)事業拡大に伴う新設部署の立ち上げ〜仕組み化
(2)事業成長を阻害するボトルネック部署の立て直し

人事は事業拡大に伴う組織増強のための新設ユニットの立ち上げ(1)
マーケティングは事業拡大に伴う新規顧客獲得専門部署の立ち上げ(1)
カスターサクセスは属人運用に陥り事業計画が立てにくい状態の改善(2)
セールスイネーブルメントは新規導入企業のオンボーディング期間短縮(2)

この2つを任されてきたという所に経験上の強みがあると捉えました。つまり、『会社の目標(事業戦略)と現状(リソース)のGAPを埋めるアプローチ(課題解決)を事業・組織の両軸で行えること』が、私が出来ることなんだと。


だいぶ言語化が出来てきたんですが、その強みを発揮できるのが各社のどのポジションなのかということで、翻訳をしないといけません。その時に大変絵勉強になったのがプロダクトマネジメント・トライアングルです。

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出典:https://coralcap.co/2020/10/product-marketing-manager/

日本でもSaaSのビジネスモデルが浸透し、売り切ってお終いではなく、顧客と長い時間向き合い連続的にプロダクトを成長し続けることでLTVを上げていく事が重要な経営指標となってきた時代です。
これまでは、開発組織とビジネス組織が分断されていた(事が多い)組織が、顧客提供価値の最大化という目的立脚で協働を図る事が必要となってきたのです(本来であれば元々そうなはずなんですが、売り切りモデルでは互いの部署の理想が異なっており、うまく融合・整合できなかったというのが実情かなと)。

つまり、役割と役割のつなぎ目となる存在が顧客提供価値の最大化にとって非常に重要であると!だとすると、自身の自己定義を『つなぎ目』におけば良いと考えたのです。

▼つなぎ目のイメージ
「マーケティングとインサイドの”つなぎ目"」
「インサイドとフィールドの"つなぎ目"」
「フィールドとカスタマーサクセスの"つなぎ目"」
「経営と現場の"つなぎ目"」

そんなポジションを求人票で見ていくと、前述の様なポジションに集約されてます。
・PMM(プロダクトマーケティングマネージャー)
 
→ 顧客ニーズとプロダクトのGAPを埋めるつなぎ目
・BizDevOps
 → 事業計画や営業目標と運用のGAPを埋めるつなぎ目
・BPR/業務改善
 → 理想と現状のGAPを埋めるつなぎ目

ここまで来てようやく、自身の経験(Can・Must)とエントリー企業のポジションが繋がりました。ただ、このポジションに関しては冒頭書いた通り、活動の中で色々な気付きがあった中で固まってきた所もあるので、この辺りは別パートで少し触れてたいと思います。

【提供価値】

ここは、経験値(Can・Must)の部分と今後のキャリアビジョン(Will)の部分がある要素なのですが、「基幹業務改善 or マッチング」とおいて活動を開始しました。Willの部分は次パートで記載するので、経験値に即した点を以下に書いていきます。

これまで携わったビジネスモデルは、BtoB or BtoBtoCのいずれかですので、法人企業の願望実現か課題解決のいづれかに焦点を絞ったビジネスでした。

toC側に携わる事も勿論ありましたが、語弊を恐れず分かり易い様に言うと「商品」としての側面が大きいため、所謂BtoCサービスとは似て異なるものと認識しています。マネタイズポイントが違ければ、顧客のインサイトも違います。
自身の年齢と次職で求めれれる期待を考えると、経験を売りにいく事を前提としながら共に成長をしていける環境を選ぶべきと思い、経験をそのまま活かせるBtoB or BtoBtoCの領域を選択しました。

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以上、「どんな企業での就業を目指したのか」という点で、Will・Can・Mustの3つの輪の中での「Must」「Can」領域に絞って話をしてきました。

目指した背景の「Will」領域に関しては次回パートでまとめて記載をいたします!

何かこの記事を見ていただいた方の転職活動の一助になるような情報がお伝え出来ていれば嬉しいです。
(具体的なご相談等をいただくケースも多いのですが、その場合はtwitterでご連絡をいただければと @satoaki0928 )

それでは!!

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