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英語コンプレックス(9/3)

Sunny day, Sunday.  英語、もっと勉強しときゃ良かったかな。あんな下手な英文に激怒したのは、己のコンプレックス故だ。英語、つまり体系的な勉強がとことんできない。持続できない。まあ、いいや。もう41である。いい加減あきらめよう。時間を無駄に使いすぎた。努力ができないのは自分の一番の欠点だ。何事も続かない。何事も。
それであっても、川はキラキラして、水は流れていて、遠くの河原で子どもは飛びはねていた。幸せな気持ちをお裾分けして頂いた。なんだか、それでいいじゃないか。己のコンプレックス、か。どうでもいいじゃないか。
このような良い天気に、己の欠点について、将来について悩むというのは罪なことだ。夏の彩り、その鮮やかな色。
だが、罪というものは、全て動機に拠る。然り、全て動機。日は川を照らし、我等を幸わう。有難し。光を受け、私も川面のキラメキのように輝ける人間となろう。僕も、私も、我も、なんだか、どうでも良い、美しい夏の、晩夏の日差し。
幸あれ。皆人に幸あれ。


その笑い声は、泣き声に似ている。いと悲し。隣室の患者は、笑い上戸で、病的に(そりゃそうだ)笑っている。心の中もこないだウンコみたいな英文で知った。当然、顔も邪である。だがいい、私はこの人の幸いを祈る。それを障害するものは私自身である。

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