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「自我」ってなんだろう

人間が、他の動物と大きく違う所は「脳」が著しく発達していることだと思うのです。

本当なら「脳」と「身体」の働きは、どっちが出しゃばる事無くバランスを取っているのが良い状態なのだと思うのですが、

冷静に俯瞰すると、自分でも感じる時があります。
これって身体?脳?どっちが先??って。

実は私、時々、身体のある症状で急に不安になる時があります。
それは「吐き気」です。それは過去のトラウマからだと分かっているのですが、「吐く」事が異常なまでに怖いのです。
少しでも身体に違和感を感じ取ってしまうと、不安が襲ってきて、酷い場合は弱いパニック症状が現れたりします。
これは、自宅では起きません。外出中や、外食している時のみです。

他人には、気付かれないように自分でコントロールしているので
見た目にはわからないと思います。もしかしたら敏感な人は一緒にいて、あれ?この人どうした??って気付いている人もいるかもですが(笑)

自宅では起きないって、不思議ですよね・・・
どう考えても「身体」というより「脳」「思考」の誤作動?

元々、私は怖がりだし、慎重な性格。
脳の神経回路は、ネガティブな方に繋がりやすくなってると思われます(;^_^A

「自我」が強過ぎて「身体」の働きを邪魔してる典型ですね。
こういうタイプの人は、病気に気を付けないといけません(^^;
「自我が強い」というのは、私のような「不安」になりやすい人だけを言うのではありません。
逆に、強気にどんどん行く人も、それは「自我が強い」と言えます。

ところで「自我」ってなんでしょう?
簡単に言うと、自分と他人を分ける意識のこと、なのですが
もっと深く理解しようと、見つけたのはフロイトの考え方。
「自我」の捉え方には、他にもいろいろあるかもしれませんが私にはこれがとても腑に落ちたのでご紹介しますね。

フロイトによると、「自我」には3つの構造があって
・超自我
・自我
・エス
とそれらを名付けています。

超自我というのは、子供の頃からのしつけや教育で身に付けた社会で生きていく為に必要な倫理観や、道徳のこと。なので、この部分はその人が育ってきた環境に大きく影響されるという事がわかります。

次に、エス。これは、どちらかというと先天的、遺伝的に備わっているもので、その人が持つ本能のことを指すようです。
欲求とか、情動がそれに当たると思います。

最後に、自我ですが、これは超自我とエスとの間に位置するもの。
なんとなくお分かりかと思いますが、「超自我」と「エス」はどうしても対立してしまいます。それを調整、バランスをとるのが「自我」の役目という訳です。

「エス」は子供、「超自我」は親、「自我」を大人と解釈するらしいです。

これを踏まえて、私の「吐き気不安症」を読み解くと、
「超自我」の押さえつけが強すぎて、実は「エス」の不安を呼んでいる?
私のように、なにかしら「不安」に襲われやすい人は、このパターンが多いのではないかと推測します。

では、どうやって「自我」でコントロールする??
なかなか頭で考えてても難しいですね・・・

師は、折に触れて「自我」を鎮めろ、とよく仰います。

深い話になってきたので(^^ゞ続きはまた後日…

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