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おとなこども学校🏫 〜コロナで休校になったので「GTD」「発想法」「グーグル検索」など、学校ではやらない授業を、家でやることに〜

コロナ問題で、学校が2週間の休校になったので、これをいい機会にしようと、小2の息子に対して、家庭内スクールを開講することにしました。

父/母が教えてみたいことを、授業として実施。さらに、息子側も親に対して、教えたいことを授業する「おとなこども学校」という仕組みです。

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1:学校では、やらない授業

今の学校の授業って、時代とずれてきてるよねー的な話をよく聞きます。

僕も、もっと「ググる」みたいな授業があって、自分でガンガン検索して、興味を掘っていける授業とかあればいいなぁとか。そしたら、勝手に学習を深めていけるし。

アイデアの出し方とか、デジタルリテラシーとか、プログラミングとか、タスク管理とか、お金の授業とか、いい情報のまとめ方とか、そういうのはずっと活かせるスキルだよなぁと。

で、以前からそういうスキルを、学校の授業形式で、子供にやってみたかったのですが、学校があるので、そういう時間が取れませんでした。

で去年ちょっとだけ、お金の授業というものをやって、コーヒー屋を家庭内起業する遊びなどをしたわけです。

今回、コロナで2週間の空白ができたので、せっかくだから、そこを使って、「学校ではやらない授業」をやってみようと思いました。



2:時間割をつくる

まず最初に、子供と一緒に時間割をつくってみました。あえて時間割にすることで、区切りをつけてダラけずに、遊びも学びもできそうだなと。

で、親が授業をする時間には色をつけました。(水色が僕、ピンクが奥さん、黒が学校タスク、緑がこどもが先生をやる時間です)

時間割1

僕も奥さんも仕事があるので、授業は集中的に実施。残りの時間は、息子が自分で作業をするという構成に。

僕が最初の1週間でやる授業は「GTD、アイデアの出し方、検索のやり方、プログラミング」。かなり盛り盛りですが、大枠を教える感じです。

宿題はだいたい1人日くらいの量ということらしいので、1日で集中して終わらせようという話にしました。一応、来週にバッファの時間もつくり、早く終われば、そこはゲームなど自由な時間に。

時間割2

後半は、以前やったコーヒー屋が停滞してきているので「ブランディング、CI」の授業をしたり、こどもがベランダを改造したいって思っているので「ランドスケープ」の授業をしたりしようと思っています。

時間割のデータは、中村鞄製作所さんのものを使わせて頂きました。
https://www.nakamura-kaban.net/jikanwari/


3:あえてランドセルで登校

こどもの気分をアゲるために、あえてランドセル背負って「行ってきます」をして外に出てもらいます。

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で、ちょっと歩いたら戻ってきて、家に「登校」してもらうことにしました。

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こういう変なルールをのせると、子供はのってきますね。楽しそうでした。



4:チャイムを鳴らす

授業は、ちゃんと授業用机を用意。黒板は用意できませんでしたが、本当はホワイトボードも用意したかったです…。

で、授業の前と終わりにちゃんとチャイムを鳴らします。授業っぽさが出て、先生も生徒も気分が出て、よかったです。



5:1限目「GTD(タスクの授業)」

最初はタスク管理の授業をしました。小2なので、タスク管理が全くできないので、やることを全部書き出すこと。それに優先度をつけること。それを1週間の中に、予定として組み込んでいくことなどを教えました。

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まず、この概念図をかるく説明。

参考:GTDの説明画像は、こちらのサイトから使用させて頂きました
https://jp.dreamscope.me/blog/2019/3/projects-of-gtd

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白紙だと小2にはタスクが出せなかったので、「宿題、ゲーム、スポーツ」などジャンルごとに紙を区切って、思いつくままにタスクを書き出し。


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1週間のスケジュールを区切り、書き出したタスクのうち、マストのものをプロット。

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完成。これをこれから2週間で処理していってもらいます。



6:2限目「アイデアの授業」

息子は僕の影響もあり、アイデア出しみたいなことが好きなタイプになりました。それもあったので、しっかり「アイデアの作り方」を授業にしてみてもいいかなと思いました。

ちょっと長いですが、40分のアイデア授業を編集して、13分くらいにまとめました。以下は、その要点を抜粋したものです。


1:アイデアは組み合わせである

父「アイデアは基本的に「A」と「B」の組み合わせでできている」
父「マリオテニスなら「マリオ」×「テニス」」
息子「ブランコは?ブランコなら「椅子」×「遊ぶ」」


2:世の中の事例を要素分解し、そこから発想してみよう

父「ブランコは「椅子」×「遊ぶ」
父「じゃあ「●●●」×「遊ぶ」で発想してみよう」
息子「テレビ×遊ぶは?」
息子「地面にテレビが埋まってて、踏んで遊べる、床テレビ」

父「他にも、公園にふつうにテレビが設置してあり、さらに足で踏める巨大リモコンが公園にあって、それを踏むと番組が切り替わる『巨大リモコン』というのがあったら楽しそう」

息子「それなら、巨大なテレビを回すチャンネルのやつも、楽しそう」

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3:アイデアを出してみよう「お題:新しいおもちゃ」

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息子「開けると攻撃されるものが出てきて、その人をぎっくり腰にする『ぎっくり箱』」


4:2つの紙に、組み合わせシートを書き出してから、「新しいおもちゃ」のアイデアを考えてみよう

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1枚目は「おもちゃの種類」をいろいろ書き出し。

2枚目は「アイデアの加工法」をいろいろ書き出し。「巨大化、音を鳴らす、マッハにする、こんな××は嫌だ。」など

父「こうすると、アイデアは簡単に出る」
息子「巨大…お手玉」
父「それだけでも面白そうだよね」

息子「逆に自分が、お手玉に投げられるとか」
父「お手玉じゃなくて、『お人間』だ」

息子「浮遊するお手玉」
父「マジックみたいで面白そう」

などのやりとりをしました。


7:3限目「検索の授業」

そしてグーグル検索の授業。自分で何かを知りたいと思ったり、足を早くなりたいとか思ったときに、検索で調べるチカラをつけて、そこで学ぶ体験をすることは、大事だと思います。

検索は、クイズ形式で問題を出しました。楽しそうに調べていました。

第1問:現在の日本の人口は?

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まだタイピングができないので、音声検索で操作。

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運良く、検索画面に答えが出てきたのが、2017年だったので、さらに2020で検索。


第2問:岩手県で一番有名なお寺はどこですか?
そして、そのお寺はなぜ有名なんですか?

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トリップアドバイザーにたどり着き「中尊寺」にいきつく息子。ただ、全部のレビューを信じてしまっていたので、サイトには信頼性の高い情報と、低い情報があることを伝えました。さらに、複数の情報ソースを見ることで、情報の信頼度を上げるのもコツであると。


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中尊寺の公式サイトにたどり着く息子。文字を1字ずつ読み始め、終わらない感じに。ざっくり画像と見出しなどを見ていくことなどを伝えます。

金色堂というところが人気の理由であることが判明。

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あと、画像検索も有効であることも。中尊寺金色堂の画像を検索。僕もあまり金色堂のこと知らなかったけど、すごい場所!いつか行きたいねという話に。

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行きたい場所は、1限目でやったGTD(タスクの授業)が使えます。行きたい場所リストに、「金色どう」とメモする息子。

これで僕の授業は終了です。


8:4限目「料理の授業」

4限目は奥さんが戻ってきたので、料理の授業を。今日は「鮨飯」のつくり方を習うとのことです。

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家庭科の学習みたいで楽しそう。これも、あえてエプロンとかして、授業っぽくするのがいいですね。


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でそれを昼食に。


9:こどもも先生をやります

明日からしばらくは、自習ですが、今週金曜の1限は子供に先生をやってもらいます。どんな授業になるか、楽しみです…。

時間割1


10:プログラミングの授業

あと、今日はやれなかったプログラミング学習は、周りのエンジニアなどに聞いたりした結果、「Swift Playground」という、Apple純正のiPadアプリのゲームで覚えていくことにしました。

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子供向けプログラミングの「スクラッチ」とかと違い、コードはコードのまま扱うタイプのものです。

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本物のSwift(iPhoneアプリを作るときにつかうコード)なので、ステージを進めていくと、ドローン、LEGOマインドストームとかも動かせるようになるようです。

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プログラミングの概念を、概念のまま伝えるというより、ちゃんとコードとしても楽しく学べるので、おすすめです。よくプログラミング教材とかにある「if文」「for文」とかは最初の方ですぐ終わるし、「関数」とかもどんどん出てきます。

実はすでに小2の息子にはちょっと遊ばせていました。最初はキーボードに戸惑ってましたが、キーボードの入力をしなくても遊べる設計になっているのもあり、楽しく遊べている感じでした。

なので、このコロナの2週間の授業で、もう少しちゃんと教えてみようかなと思います。

プログラミングのざっくりしたことを覚えたい大人/先生がやるのもいいかもです!

また、プレイグラウンドについては、どこかでまとめて書くかもです。


11:さいごに

突然休校になって、奥さんもふだん在宅仕事ですが、仕事の締め切りが今週あったりで、お互いにいろいろバタバタします。

ですが、どうせ子供が長く家にいて、面倒をみる時間があるなら、ただ漫然と過ごすのも面白くないし、むしろ僕らにとっても、子供にとっても忘れられない最強の2週間にしてやろうと、試みてました。

時間割2

来週も忙しそう。。


やった授業は、僕の教えたいものでしたが、親が得意なジャンル/時間をとって子供に教えたいものを「授業」という形式にすると、この2週間は面白い感じになるなぁと思いました。

もしよかったら、試してみてください。以上です!





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1982年生まれ。プランナー/アートディレクター。株式会社ブルーパドル代表。『不思議な宿』『小1起業家』『CODE COFFEE』『変なWEBメディア』『5歳児が値段を決める美術館』『Kocri』など、様々なコンテンツを量産中。

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コメント3件

さすがだな、と思いました。僕はこどもにベーゴマの回し方と加工とデコりを教えていくつもりだったのですが、自分がハマってしまいましたw
なるほど〜!親も子供も、先生になるって面白い♪さっそく明日からやってみます!
素敵なアイデアをありがとうございます☆
とてもおもしろいですね!高校生の娘とも何かやってみたいと思いました♪
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