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振り出しに戻る瞬間

気づくと何度も見てしまう動画や聞いてしまう歌がある。

私は大抵この動画。
オーディション番組、America's God TalentでCalysta Bevierという出場者が披露した「Fight Song」


一度は観たことがある人が多いんじゃないだろうか。
なにか辛いことがあったり、パワーが欲しいなと思う時、必ずと言っていいほどこの動画をみて、お風呂で泣きながら一緒に歌う笑

癌を乗り越えた16歳の女性の
生き様がひしひしと伝わってくる。

原曲がまずめちゃくちゃいい上に、
それを彼女がカバーするから尚更いいという「これこそ音楽」と思わずにはいられないパフォーマンスだなぁと思う。

自分の人生に覚悟をもって、
凛とした姿で舞台に立つ彼女が神々しくて、
あーーーいい。すっごく魅力的。。


歌って何故か、
・音程があってなきゃいけない
・リズムがとれてなきゃいけない
・抑揚がないといけない
・地声で歌わなきゃいけない、、、

とか技術的な部分にしかフォーカスせずにああだこうだ感想いって分析してみたいなところがあると思うんだけど、

「そういうことじゃなくない?」
って目を覚ませられるような衝撃を彼女の歌からは感じる。
「歌は技術じゃない、生き様だ!」
っていうのが伝わってくる。

そして、ゴッドタレントファンとしては、この回のサイモン(審査員、名プロデューサー)のコメントが秀逸。
サイモンみたいに数多の人材を発掘して育成してきた経験のある人は、相手の立ち姿を見ただけで、色んな情報を受け取ることができるんだなーと、、もう益々サイモンが好きになる笑

私が10代の頃、とにかく上手い歌が歌いたいと思って長年ボイストレーニングを必死にやってきたけど、
ある時、振り出しに戻る瞬間があった。

「技術じゃない」

って気づく瞬間が。
もちろん基礎的な力は必要だと思うけど、
人が受け取るのって上っ面のそんな部分じゃなくて、歌い手がどんな生き方をしていて、どんな世界を見ているのかっていう根っこところだと思う。

それが歌うことで全部表出するんだなーと。

そう思うから、私は一瞬一瞬必死に生きてる笑
歌はごまかせないと心から思う。

♪This is my fight song 〜
と口ずさめば、静かな勇気が湧く。

そんな曲を私も世の中に生み出していけるように進んでいこう。


「佐藤玖美」Youtubeチャンネル

https://youtube.com/c/%E4%BD%90%E8%97%A4%E7%8E%96%E7%BE%8EKumiSatoYouTubeChannel


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