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夏コミケにカーリング本を書く話3

前回までのあらすじ

・コミケ出ます。C104日曜東X39aです。
・コミケに本を書きたい
・カーリング関連で書きたい
・しかしカーリング本は人気がない
・てゆかカーリングが人気がない
・カーリングに興味がない層にカーリングの魅力を伝える本がいい
・Numberっぽいルポ本を書いてみよう

それはそれとして

 「カーリングに詳しい層にも響く本」も書きたくて。
 これは欲求という方が近いかもしれない。

 自分だから書ける、オリジナリティーの高い、深い話は色々あると思うので、その中で「何を深掘りしたらニーズがあるか」も考慮に入れて。

それはつまり

 ニーズ発とシーズ発というか、浅く広いことと狭く深いことというか。
 「初心者が2万円のギターを買うにも、プロ仕様100万円まで扱ってるお店で買う方が、満足度が高いんじゃないか」という…浅はかさ?

で、っていう

 以下「こんなのはどうだろう」っていう話です。

以下、案の紹介

 カーリングのドローショットってあるじゃないですか。狙った場所に石を置く、っていう。

ハウスの中心にドローするイメージ

 なんとなくのイメージで「国内トップカーラーが95%の確率で決められるショット」というと、幅は4ft(フォーフット、直径約1.2メートルの円)に収まる一方で、ウェイト(奥行き)はハウス一杯(直径約3.6メートル)かなぁと。
 こう書いてしまうと個人の話にも見えるが、カーリングはデリバリーだけではなく、スキップの指示でスイープをして調整しているので、実際には「国内トップチームのショット精度」ということと、決して「日本のレベルが高い低い」の話をしたいわけではない(と追記しておいた方がいい気がした)。

国内最強チームがウェイトの過不足で泣くシーンってよくあるよね

 ここから「約」を省いた「雑数学」を入れる。
 この95%幅と95%ウェイトを長径と短径にした楕円を描くと、90%確率楕円が描ける。たぶん。

まあ感覚的に大体これぐらいだよね

 その「ショット精度」が正規分布に基いていると仮定すると、これはいわゆる2σで、ざっくり言うと、この楕円の半分サイズは50%確率楕円、1.5倍サイズは99%確率楕円になる。

「言われるとそうかもしれない」程度の説得力はある。と思う

 もう少し嚙み砕かないと役に立たないので。

面積比で概算するとこうなる。

  足し算すると、次の図になる。

「プレッシャーのかかるラストショット」は大体これぐらい。な気がする。

 で。
・もちろんテイクショットの精度も計算で確率化できる
・もっと言えば「先に相手のストーンが入っていた場合に、どんなショットを、どこを狙って投げると何%の確率で何点取れるか(取られるか)」が計算できる
・もっと言えば「自分のショット精度」だけでなく「相手のショット精度」も計算できるので、「(最後1投ずつ残していた場合に)どこを狙うとどちらが何点取ることになるかの確率」が出せる(もっと言えば、最後から何投目であろうが、これらの計算は可能である)
・もっと言えば「そのエンドでの得点の確率が出せる」ということは、アプリ「AIじりつくん」を使うと、過去の試合での「何エンドで何点差でどちらが後攻の場合は勝率何%か」が分かるので、「どこを狙うと勝率何%になるか、一番勝率が高くなるか」が出せる
・(もっと言えばトップチームはそこまで計算したりコーチングしたりしていると思う)
・(もっと言えばこの確率計算は「デリバリー能力」「アイスリーディング能力」「スイープ能力」をまとめてしまっているので、それを個人の能力値から計算できるはず)
・(もっと言えば「誰のどの能力がどれだけ変化すれば諸確率がどう変化するか」「誰の代わりに誰がプレーしていれば確率はどう変化するか」まで予測できるはず)
・(但しカーリングはチームスポーツで、個人の能力値だけで全てが分かるわけではない…ことはいうまでもない)
・(そしてこれ全部やろうとすると計算量が途方もなくなるので全部はやりたくない…という本音もありつつ)

大抵の事柄は計算できます(むしろ悩み)

 もちろん内容にもよるが、大抵の事柄は計算できます(計算の難易度、精度や工数は考慮していません)というのが答えになってしまうので、むしろ「自分は一体何を計算したり図表にできたら満足しますか」「何を計算できたり図表にできたりしたものにニーズがありますか」という事になってしまうわけで。
 簡単に言うと、何をどうしたいのか分からなくなってしまった。
 どうしたものか。

そしてお約束の

ご意見などお待ちしています。なんでも参考になります。

(不定期コーナー:今食べたいもの)

 チョコ。甘味強めのミルクチョコ。

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