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【着物旅行記】着物で歩くレトロな街 新町商店街付近(愛媛県八幡浜市)

こんにちは。着物コーディネーターさとです。
着物旅行記、第2段です。

荷物や交通手段、着替え場所の事は前回の記事でまとました。

さて、愛媛県八幡浜市は私の夫の出身地なのですが、
ザックリどんな場所なのかご説明すると
・愛媛県の西端、佐多岬半島の根っこ部分にあり、内海の向こうは広島県の島々&大分県。
・海も山も近い
・鯛のトロール漁が有名
・「日の丸」「真穴」「川上」などの蜜柑が有名

自分で説明しておいてなんですが、大変ザツですね。笑
街歩きの内容を書きながら少しずつ補足していきたいと思います。


それでは街歩きスタート


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八幡浜市の名前の由来とされている八幡神社。
養老元年に創祀されたそうです。
「養老元年っていつ…?」
と思ったら717年。なんと奈良時代です。
この辺に関してはどうやら色々な伝承があるようです。
色々な人に話を訊いて回りたい~!

ちなみにこの神社のすぐ前がこれです。

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この近くに結構な規模のアーケード商店街があるからか、
商店っぽい建築がこのエリアにも散見されました。

少し足を伸ばして、新町商店街へ。

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年末年始なのでシャッター商店街と化していますが、
普段はもっと活気があるようです。

この商店街、一見「ちょっと大きめな普通の商店街」なのですが、
上の方を見ながら歩いていると、ちらほらレトロな商店があります。

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こちらの新町商店街、黒い商店街と銘打って色々なイベントをされているようです。

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BLACKの人文字があるらしい!
…のですが、
シャッターに書いたら開店してる時間帯に見つけられなくない?笑

さきほどの八幡神社~新町商店街付近は、
江戸時代に武家と商家が隣接していた地域なのだそうで、
なかなか立派な建物がたくさん残っています。

八幡浜市は第二次世界大戦の際にあまり空襲にあっていないそうで、
古い道具や建物が現役で使用されているケースがとても多いんですよ…!

こちらの坂本歯科医院もそんな建物のうちの一つです。
一見、町屋造りっぽいですよね。


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見てください、このコミカルなファント!
すごく可愛らしいですよね。
もし見学に行かれる方がいたら、
車通りが意外に多いのでお気をつけてくださいね。

この付近の歴史的建造物にはプレートで簡単な案内文が掲示されていました。


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白壁と木目のコントラストが美しいです~
贅沢に背景になっていただいてしまいました…


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この木材は「持ち送り」。
これが付いているお宅は商家で、持ち送りは家によってモチーフが違います。
見比べながら歩くのも楽しいですね。


フォトギャラリーがありました。


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新町商店街を散策中に見つけた謎の壁。
この周囲、普通に砂利の敷かれた駐車場なのですが、
壁だけドドンと残っていて、とても存在感がありました。
倉庫か何かだったのでしょうか…

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新町商店街付近、アヤしい路地もたくさんあります。

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漁港らしい住宅もたくさんあります。

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写真だと伝わりにくいのですが、
木材の傷み方がなんとも海近くの町らしくて、
お住まいの方は大変だと思いますが風情があっていいなぁ~
なんて思いました。


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新町商店街から少し離れて、
レトロ好きに人気な大正湯さん。最近素泊まりのサービスも始められたそうです。
(リンク先は大正湯さんのTwitterです。)

災害の影響などで一時期閉店の危機もあったそうですが、
「たくさんの方に応援してもらったので」と
三代目オーナーさんが話して下さいました。
実は外で写真を撮りたくてウロウロしていたら、
「写真撮ったろかー」と話しかけて下さいました。笑

今の時期はお風呂にミカンが入っているそうですよ!

私も次は宿泊したいなぁ。

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八幡浜市は高低差が激しいので、
路地裏に謎の階段や坂道があったり、
ふと視界が開けると山が見えたり。
歩けば歩くほど好きになる不思議な街です。


八幡浜市へのアクセス
松山駅よりJR予讃線(所要時間130分程度)、
もしくは特急宇和海(所要時間46分)。

特急は1時間に1本程度ですので、必ず下調べをして下さいね!
※市内を移動の際は車移動の方が便利です。

【追記】
八幡浜市の観光マップに新町商店街付近の建築物も掲載されていました。
リンク先からPDFファイルがダウンロードできるので、
ご興味のある方はご覧下さい。