8月が来なきゃいいのに…『ネト充のススメ』を読んで

2008年頃 日本でiPhoneが発売された(はず)

2013年頃 スマホが一般にも普及してきた(はず)

そんな中、スマホ用の縦読み漫画アプリとしてリリースされたcomicoで、ユーザーから多くの支持のあった作品が『ネト充のススメ』。
書籍化もされ、2017年にはテレビアニメ化もされたので、そちらで見知った人もいるかもですね。

この作品は2018年に「未完のまま終わってしまった」ため、多くのファンが作者の体調を心配し、物語りの続きに想いを馳せた。

時は過ぎ2023年、急展開。
ネト充の作者である黒曜燐さんがプライベッターにて「最終話」をテキストで公開された。
待って…?
あの続きを知ることができるの…?

こんなに嬉しいことがあるだろうか。

過去にも、掲載誌が休刊からの廃刊となり、未完となっている商業漫画はあった。20年経過した今も続きを探しているが見つからず、公式からもなんの告知もなく、作者の安否も謎に包まれていた。
そんな作品が身近にあったため、「ネト充の続きが読める」ことは、涙が出るほど喜ばしく思う。

連載していても何十年も続き、生きているうちに最後を知ることはできなさそうな作品も、中にはありますからね…(某バーロォ漫画など)


ネト充は、主人公である「森子」目線で読むも良し、
ピンクの人目線で読むも良し、
大学生たちに感情移入するも良し。
キャラクターたちの心理描写に一喜一憂し、時にハラハラ時にドキドキさせられて、とても良い。
未読の人はぜひ読んで欲しいし、この楽しい気持ちを共有したい。
そして、
当時の連載が止まってしまった所までしか追えなかった人に、最終話の存在を教えてあげたい。

作者さんは2023年7月いっぱいまではTwitterにログインし、最近は日替わりヘッダーなどでも楽しませてくれているが、月末までの活動に留めるとのこと。
また、彼らに会えなくなってしまう。
2度目の失恋みたいな…
又は期間限定の恋愛みたいな…
「今しか推せない」時を過ごしている。

作者さんがお幸せならそれでいい。
なんて、綺麗事だ。
元気になったのならそれは本当に良かった。
けれど、寂しかった自分の気持ちに嘘はつけない。
彼らのことを見守りたかったし、作者さんのことが心配だった。
作者さんが幸せで、その上で今回の最終話公開に至ってくれた。
それがどんなに嬉しいことだったか…

突然のリプライも、ハートも、
ヘッダーでの初だしイラストも、
寝る前落ちる前恒例のお刺身野菜の挨拶も、
私たちファンを思ってくれているのだろうと思い、
胸が熱くなる。ついでに目頭も。

この後ファンに待ち受けている二度目のネト充ロスは、来週やってくる。
8月とともにやってくる。

耐えられるだろうか…

とりあえずもう三周、LINEマンガとプライベッターを読んでくるかな〜!

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