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不登校中、PTA活動を続けてきて良かったと思った瞬間。(87/90)

私は息子が小学校へ入学した時から、PTA活動を熱心にやっていました。さかのぼれば、幼稚園時代からそのような活動をしていました。

当然のように、中学でもそのまま継続して、息子が学校へ行かなくなるまで、普通に活動していました。メンバーにも恵まれて、活動自体も好きな内容だったので、楽しくやらせてもらいました。(ちなみに広報委員会です)

学校へ行くことが多いので、自然と先生と会話する機会も多く、会った時についでにクラスでの様子を聞けたり、逆にうちでの様子を伝えたり、特に中学生になってからは親が学校へ行く機会も少なくなるので(コロナ禍だったこともあります)ありがたい時間でした。

そんな中、息子が学校へ行かなくなり、もうPTA活動はできないと思いました。

だって、息子が学校行っていないのに、親が行くのって変じゃない?

そう思った私は、一緒に活動していた方に、もう活動はできないからと伝えました。そのママさんとは小学校時代からずっと一緒にやってきた仲だったので、すごく心苦しかったのですが(活動人数が少ないので)自分の気持ちに嘘をついてまで、活動する気にはなれず、正直に伝えました。

そのママさんは、わかった、いいよ。と受け入れてくれました。その一言がすごくありがたかったのを覚えています。

そして、その時期、私はこんな風に思っていました。

PTA活動一生懸命やっているのに、
子どもが不登校なんて、、、
そんなのやってる場合じゃないよって先生方は思ってるだろうな。

今思えば勝手な妄想で、笑えてしまうような話ですが。その時は真面目にそう思っていました。

ところが。いつものように学校へ配布物をもらいに行った時のこと。

担当の先生とお話をしているところに、校長先生が入って来ました。担当の先生に用事があって来たのですが、私の顔を見るなりこう言いました。

あ、久しぶりだね。
話は聞いているよ。(息子が学校へ来ていないこと)
最近、違う人が原稿もらいに来たから、あれ?って思ってたんだよ。

(私)
そうなんです。
息子が学校来てないのに、親だけ活動しにくるなんておかしいと思って。

(校長)
お母さん、それは違うよ。
子どもが学校来てないからって、親まで学校と縁を切る必要はないんだよ。
せっかく今まで活動してきたのに。
今度違う人が原稿取りに来たら、もう渡さないよ 笑

(私)
えー、そうなんですか。(泣く)

私の場合、PTA活動を楽しんでやっていたこともあって、それを先生方も感じていたんだと思います。だからこその言葉だし、私もこの言葉を素直に受け取れたのです。

私の思い込みは全く逆で、校長先生以外の先生にもありがたく声をかけていただきました。

PTA活動については、色々な考えもあるし、それ自体をどうこう言うつもりもありません。

でも私の場合は、活動をしていたおかげで、いい意味で学校の敷居が低く感じていたので、先生に相談したり、配慮してもらったり、とにかく先生に声をかけやすかったというのはありました。不登校になってからは特にありがたく感じました。

楽しくはやっていましたが、ボランティアだし、自宅で作業していたりすると旦那さんにもちょっと言われたりして。

それでも、始めた時の子どもたちのためにという思いはずっと持ちながら活動していました。バザーとか子どもたちの喜ぶ顔が見たかったので。

それがこんな形で自分を救ってくれるとは、やっていて良かったなと思いました。そして、そこでのご縁も今の私にとっても大切なものとなっています。

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。 

ひとりごと

まさか自分がPTA活動をするだなんて思っても見なかったのですが、思えば、父もやっていたので、やっぱりなと思う自分もいます。

何にもなかったといえば、嘘にはなりますが笑、楽しい思い出が本当にたくさんあります。そこでのおしゃべりに救われたことも何度もありました。話せる場があったことが、私にとっては一番だったかもしれないですね。

校長先生に言われたあと、PTAに復帰しました。でも、行事の時はさすがに取材には行けなかった。息子のいない行事は見れなかったです。それもちゃんと理解してくれた、仲間に感謝でした。




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