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比較『ものは比較すると初めて認識できることがあるね。』

せっかくみんなが授業を受けてくれたところで、読み物で授業を補足するね。授業に入りきらなかったけど、大切だと思うことをまとめました。
紙とペンを用意しよう。
対象:小学4-6年生です。

うめちゃんが話してくれたラジオでも、授業の様子がわかるよ!

工学エンジニアが『比較』について教えるとこうなるのか… - まなびのまちづくり | stand.fm

①ものは比較すると、初めて認識できることがあるね。

これが授業で伝えたかったこと。うめちゃんがきれいに言葉にしてくれました。この点をもう少し考えてみよう。さぁ、始めるよ!

犬を想像しよう。

○○な犬と言われたら、どんな犬を想像しますか?
紙に書いてみよう。

丸いポメラニアン
眠たそうな柴犬


凛々しいゴールデンレトリバー


書けたかな。きっと色んな犬が出てくるね!

次に動物を考えてみよう。

わんわんと吠える動物がいたら、。『いぬ』だね。
じゃぁ次。わんわんと吠える猫は、。『ねこ』。
わんわんと吠える狼は? 『おおかみ』?『いぬ』?
実は新しい動物の種類かもしれない。

『いぬ』だなと思うことには範囲がありそうだ。

犬だけじゃなくて、どんな言葉にも、意味を表す範囲がありそうね。
この範囲を図形で表現してみよう。

弁図(べんず)

小学校4年生で習う弁図(べんず)だ!
授業中のグラフのようなもの以外にも、表現することができるね。
こうした算数は計算するだけじゃなくて、自分の考え事をサポートしてくれる学問なんだね!

話を戻すと、『対象』とそれ以外を比較。

おもしろいことに『いぬ』を知ろうとすると、犬以外のものを考えることで犬が全体がわかってくる。これも犬とそれ以外の比較によるものなんだね。

このように比較することで初めて認識できることがあるのは、授業のはじめには考えていなかった黄色い部分の『いぬ』を意識できるようになるからなんだ。

②比較で好きなことや自分のことを知る。

たくさんある中で○○な犬を上げてくれたね。
自分が犬といえば、こういう犬が好きなんだな、こういう犬を思いつくだなというのは、とても主観的な感覚。その感覚もとても大事だ。

比較することや図で表現することはとても便利で見えていなかったことを認識できるようになる。比較することで物事は認識できることが増えるし、種類の多さも感じられる。それをもって何をするかは君次第。

その中から具体的に自分が何を選ぶかに注目すると、自分のことをほんの少し前より知るきっかけになるよ。


今日は、ここまで!最後までよく頑張ったね。
読んでくれてありがとうございました。またね!

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