2.相手の意見を受容しよう

意見を受容すると生産性の向上

 受容(じゅよう=受け入れる)とは、相手の話を聞いて、受け入れることです。
もちろん、「無条件で同意する」ことではありません。
 無意識にやってしまっている失敗
(1).「それは知っている」と言って最後まで話を聞かない。
(2).話終わるまで、相手の話を聞かずに口を挟んでしまう。
(3).より良い意見を言っているつもりで、相手の意見を打ち消してしまう。
(4).聞いていても理解できない部分を確認していない。
(5).最初から、こいつはダメだとレッテルを貼って、聞く耳をもたない。(初めから否定)
 気づかずにやっている事で、良い意見を無駄にしています。
 経営者に必要なのは情報です。どんな些細な情報から「何をくみ取るか」は経営者の実力です。どんな、些細な情報や今まで知っていると思う情報でも、何がしかの「気づき」があります。気づいたら、あなたなりにカスタマイズして経営に生かしましょう。
 特に、結果は同じでも違ったアプローチは、儲ける源泉かも知れません。一日を振り返ってふと浮かんだ内容をメモしましょう。きっと、明日を明るくする方法です。

「無条件で同意しない」

「受容する」は「同意」ではありません。聞いた内容を噛みくだき、自身の行動に変化させる、自身の情報として再利用できる状況にすることです。もし、「同意」を求められたら、「考えてみる」と即答は避けるべきです。即答する場合に、もし、その事を行わなかった場合に「無視された」などマイナスな影響があります。話した相手も、時間が経てば要求も風化し軽くなります。取り組むにしても調整しないで行うと失敗の確立があがります。2~3日考えて、進めたいと思ったら土台「課題」に載せてみましょう。それからが、スタートです。

実行は発案者をリーダーに。監督者は受容したあなたの役割

会社には、評論家は要りません。発案者が関わらない提案は一部を除いて、成功の確率は極めて低くなります。発案者が関わらないアイデアはペンディングにしましょう。また、アイデアだけ許せば、無理な発案の実行を任されたものだけが、責任を負い「彼がやったから失敗した事になり」人材を流出するか、人を腐らせます。もし、発案者が実行者に成れないのであれば、共同責任者として名前を入れましょう。もちろん、発案者の納得のもとで実行者を選任してください。そして、何が起きても発案者が実行者の批判をすること受け入れず、実行者が適任でなければ、実行者を変えるかペンディングにする覚悟を持って業務を実行してください。

成功しても、失敗しても労いましょう。

進化しない会社に未来はありません。入念に考えても失敗は付き物です。経営者は失敗しても、会社に多大な被害を与えないようにすることが仕事です。
 会社経営や営業活動ですが連戦連勝はありません。何もしなければ、会社はいづれ消えていきます。そして、衰退時期に人材は居ず、資金もありません。
 会社の経営資源は人です。資源を掘り起こすのは、経営者の役割です。

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