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海外の美術館を巡った気持ちになれる映画 5選

美術検定には世界各国の美術館に所蔵されている絵画や彫刻が出題されます。作品や作家を覚えるだけではなく、それがどの美術館に所蔵されているのか映像を通して視覚的に記憶しましょう。私のお気に入りは、断然ロシアのエルミタージュ美術館です!いつか行ってみたいなぁ。

1.ルネサンスの名作が揃う『フィレンツエ、メディチ家の至宝 ウフィツィ美術館』

ルネサンスと言えば、ラファエロ、ミケランジェロ、ダヴィンチの巨匠が有名ですよね。この映画を見るまでは、その3人くらいしか名前を知らなかったのですが、もっともっと才能溢れる画家たちが登場します。ティチアーノやボッティチェリもこの映画で知りました...。

2.ロシアでヨーロッパの芸術品を収める『エルミタージュ美術館 美を守る宮殿』

西洋美術史について勉強すると、イタリアやフランス、オランダ、スペイン、イギリスの美術館についてはたくさん出てきます。しかし、忘れてはならないのがロシアのサンクトペテルブルグに位置するエルミタージュ美術館です。特にこの映画の中で出てくる第二次世界大戦下の美術品を守る美術館の姿勢に心を打たれます。

3. 芸術家を支えるパトロンが住む都市『ヴァチカン美術館 天国への入り口』

芸術家は依頼主の近くに移り住んで仕事をします。ミケランジェロの場合は、カトリックの総本山サン・ピエトロ大聖堂のあるヴァチカンにも滞在しました。システィーナ礼拝堂の有名な壁画もこの映画で見ることができます。ちなみに、日本でも徳島県の大塚国際美術館で鑑賞できます。

4. ロンドンの中心地にそびえる『ナショナル・ギャラリー 英国の至宝』

イギリスはイタリアやフランスと比較すると大物の画家が少ないと言われていて、ある意味コンプレックスを抱えていると表現されることもあります。しかし、所蔵品のレベルの高さは他のヨーロッパ諸国に劣らず、一見の価値があります。近代になって登場するターナーやコンスタンブルはイギリス人が大好きな画家です。確か映画の中でも出てくるはずです。

5.スペインは奇抜な画家が多い『プラド美術館〜絵は語る』

スペインと言えば、ピカソを思い浮かべる人が多いかもしれません。彼がキュビズムを確立したように、スペインは思考が柔軟で陽気な国民性なのか色彩が豊かな作品が多く残されているような気がします。ヒエロニムス・ボスやジョアン・ミロなどはそうですね。ただ、皇帝画家をしながらジャーナリズムの側面も切り開いたゴヤも同じくスペイン出身です。

今回は海外に行った幸せな気持ちになれる映画を5つ紹介しました。次回映画を紹介するときには、美術館ではなく画家を扱った映画にしようと思います。

(ヘッダーの写真:Photo by Franz Wender on Unsplash)

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