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039: バラージ:デュエル

大好きなバラージに2人用拡張が出た!
これで2人でも安心してバラージを出せる。だって、2人用なんだもん!w


拡張要素1: デュエル専用マップ

この拡張で最も特徴的なのはマップ。基本マップより明らかに狭くなり、場所の取り合いが激しくなった。また導管の流れ方も変わっており、丘陵地域の真ん中の盆地では左右の盆地に流れるのみとなっていたり、左側の盆地では左の導管が5発電であることに対して右側の導管は1発電になっており、かなり極端な調整になっている印象だ。

もう基本マップの戦略は全く役に立たないようになっており、デュエル専用の戦略が求められるだろう。これを「やりがいがあって面白い」と捉えるか、「全然別物じゃん」とネガティブに捉えるかは人によるかも知れない。私は前者の方で、好意的に受け入れている感じだ。


拡張要素2:準備タイル

オリジナルでは、中立ダムのみがランダム配置でゲームに変化を与えていたが、今作では基礎ダム、導管、発電所の配置場所が2箇所ずつ閉鎖されてしまう準備タイルが用意された。

これら8つのタイルにランダムに番号を振り、マップの該当場所へ配置するだけ。タイルで閉鎖されたところは使用不可能となり、狭いマップが一段と狭く厳しい場所の取り合いを要求するようになった。


拡張要素3:デュエルボード

新たに追加された2人専用デュエルボード。
世界の七不思議デュエルにもあったあれだ。

アクションフェイズ水の流れフェイズの後に、通常なら得点フェイズとなるのだが、新たに確認フェイズが追加された。この確認フェイズでは、デュエルボードの上から3項目について各プレイヤーを比較し、その差分だけデュエルマーカーを移動させる。

1つの項目で二段階のボーナスがもらえるようになっており、さらにMAXまで移動するとゲーム終了時に15点までボーナス点が与えられる。これは非常に大きな得点源となるため無視することはできない。


拡張要素4:水の少ない源流タイル

これは拡張要素というか調整なのだが、とにかく源流から流れてくる水の量が圧倒的に少ない。自然に流れてくる水がかなり少ないので、アクションで能動的に水を流す必要がある感じだ。


プレイ記

今回はボドゲカフェDEJANAでTAKさんとプレイ。

まずマップが圧倒的に狭い!そしてランダムに配置される準備タイルによりさらに鬼畜的に狭くなる。今回は特に基礎ダムの配置場所が中立ダムと準備タイルにより閉鎖されて、フランスのTAKさんは基礎ダムの建築に終始苦労されて「しまった!、狭いなー」とずっと呟いていた。

また、デュエルボードのボーナスがエグい。
第4ラウンドで準備の整ったTAKさんが大量発電を始めたのだが、まだ準備不足の私は放置する方針でしゃがんで第5ラウンドに大量発電を目論んでいた。

しかし、そのラウンドでの発電量は26vs4で、(26-4)/4=5となり、デュエルボードの発電量の項目でTAKさん側にマーカーが一気に5つ移動してしまった。もうこれだけでボーナスの7点+15点=22点のビハインド!動揺を隠せなかった。

写真のブレが私の動揺を表しているw

結果は、136対108。
最終ラウンドで大量発電を目論んでいた私だったが、それを読んでいたTAKさんに妨害されて、あえなく撃沈。完敗である。お見事。

今回の満足度:10点(10点満点)

とにかくカツカツで厳しいバラージがさらに厳しくなった!w
マップは狭く、インタラクションも激しくなった気がする。新しいデュエル専用マップは導管の配置などもピーキーな感じで調整されており、特にデュエルボードはこれまでのバラージの戦略を大きく見直す必要があるほど変化した。

デュエルボードは賛否両論がありそうな追加要素だ。ただデュエルボードは追加してもしなくても良いとされているので、好みで追加すれば良いだろう。よりインタラクション強くやり合いたい時には追加して、今までのバラージの感覚で良ければ追加しなくて良い。

何の要素も減っていないのだが、バラージに慣れた2人だったのでインストはなしで準備からゲーム終了まで80分。これはバラージ好きなゲーマーが、2人しかいない時にもバラージを遊べる最高な拡張なのではないかなw


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