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アティワ

ウヴェさんの2022年新作「アティワ」をプレイさせていただいた。「ハラータウ」のような資源がジャブジャブ手に入る気持ち良さと、フルーツコウモリを使った独特なプレイ感が魅力的なゲームだった。



ゲーム概要

アフリカのガーナ南東部に位置するアティワ山脈が舞台。プレイヤーはフルーツコウモリの「食べた果物の種子を糞としてばら撒く」特性を生かして、森林を保護し村を発展させる。

基本システムはオーソドックスなワーカープレイスメント

3人のワーカーをメインボードのアクションスペースに置いていくシンプルなワカプレ。場所カードの取り合いなどは激しいが、アクションスペースは多めに設定されているので全く何もできないことはなく、苦しさを感じるほどではない。

全員が3ワーカー配置したら1ラウンド終了。7ラウンドでゲーム終了となり、勝利点の最も多いプレイヤーの勝利となる。

連鎖するリソース獲得が気持ち良い!

個人ボードにびっしりと並べられているのがリソースで、野生動物樹木フルーツ家族ヤギ。初めはメインボードのアクションで獲得していくが、収入フェイズになると個人ボード上から解放されているリソースを順番に獲得できる。この連鎖が非常に気持ち良い。

そして獲得したリソースを食糧に変換して家族を養っていくところがウヴェさんらしいシステム。ただしヤギを飼っていると食糧が少し免除されるので、それほど苦しさは感じない。

フルーツコウモリ・アクションが独特で面白い!

そして、このゲームのテーマでもあるフルーツコウモリ・アクション。毎手番の最後に1回だけ場のコウモリ3匹を夜カードに戻すことで、1フルーツを消費して1樹木を植えることができる。なんとテーマ通りなアクション!w

基本的には、
コウモリの住める場所カードを用意する。

コウモリをたくさん保護する。

コウモリアクションを使って樹木を植える。

フルーツが増えて、さらにコウモリアクションを打てる。

という行動が王道の戦略と思われ、どんどんと拡大していくコウモリアクションが非常に気持ちよい。

どんどんと賑やかになる個人エリア
夜カードに置かれたフルーツコウモリ

感想

今回の満足度:7点(10点満点)

フルーツコウモリを使ったアクションが独特で面白く、資源もジャブジャブ手に入る感覚は非常に気持ち良い。プレイ感もそれほど重くなく、初見でもとても遊びやすくデザインされていると感じた。

一方、ベテランのウヴェさんらしく非常に上手く作られたゲームなのだが深みがあまり感じられず、初見プレイで満足してしまった感じ。フルーツコウモリのアクション自体は本当に面白かったんだけど、まあもういいかな。

深みの出る拡張が出れば、またやりたくなるかも。


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