011: 勝利への道
お正月ボドゲ会に急遽参加させてもらった時に、「お正月はすごろくでしょ!」ということで遊ばせていただいたVerflixxt!面白かったのでぜひ記録しておきたい。
ゲーム概要
2005年ドイツ年間ゲーム大賞ノミネート。デザイナーは、私の大好きなクラマー&キースリングの黄金コンビ。見た目は1990年代のゲームだが、怖い顔三部作より新しいのも驚きw
「Verfilxxt!(勝利への道、That’s Life!)」はRoll&Move(すごろく)ゲームとなっており、勝利点の付いたタイルを獲得していく。手番ではダイスを1個振り、2つの駒のうち1つを進める。この時、他の駒が乗っていないタイルから移動した場合にそのタイルを獲得できる。全ての駒がゴールしたらゲーム終了となり、最も勝利点の多いプレイヤーの勝利となる。
なお、後に様々なバリエーションルールが追加されており、2020年版ではタイルをランダムに配置するバリエーションが基本ルールとなった他、「give/steal」タイルなどが加えられ、より複雑になっているようだ。
マイナスタイル!
まず初めに驚かされたのは、獲得するタイルにはマイナス点が存在することだ。しかもよく見るとプラスタイルよりもマイナスの方が明らかに多いw
これはマイナス点を押し付け合うひどいゲームだなぁ、なんて思っていたら、なんとクローバータイルを獲得するとマイナス点がプラスになるらしい。なるほど、それなら何とかなりそうだ。逆に大きなマイナスタイルとクローバータイルを取って高得点を狙うこともできる!ちょっとワクワクしながらゲームスタート!
ダイス運しだいの団子レース
さあ、どのタイルを取るかなー、なんて思ってもそこはダイスゲームなので思うようにはいかない。みんな団子状態になりながら少しずつ進むことになったw
しかも私(オレンジ)の出目は「1」。同じタイルに乗ってくるプレイヤーは他にいないので、「−1」タイルは取得決定だ。まあ大したマイナスじゃないから良いけど、できれば最初の赤ゾーンは無傷で通り抜けたかった。
クローバータイルの奪い合いが熱い!
最初の赤ゾーン(マイナス点ゾーン)を抜けると、クローバーゾーンに入る。このクローバータイルを持っているとマイナス点をプラス点に変えることができるので、ぜひ1枚は獲得しておきたい。
ただしクローバータイルの上には番人コマが立っており、単純に移動するだけではタイルを獲得することはできず、自分の手番で番人コマを動かす必要がある。
基本的には自分が乗ったクローバータイルの番人コマを退かせて自分が移動すればタイルを獲得できるが、そう簡単には行かない。みんなクローバータイルが欲しいので、次々にタイルの上に乗ってきて、もう無茶苦茶w
「早く退いてよ〜!」
なんて思いながらも耐えきれず諦めることもしばしば。
何とかかんとかクローバータイルを1枚獲得して、緑ゾーン(プラスタイル)へ移動する。しかし、今度はクローバータイルから退かした番人コマが渋滞していてプラスタイルもなかなか取れない。
「もうどうなっているんだ、このゲーム!w」
そんなことを思いながら1つのコマはゆっくりと進めて、「−7」点のタイルもゲット!これでクローバータイルと合わせて7点獲得である。なかなか大変。
そんなこんなで進めていくと、ほとんどのタイルを誰かが獲得して綺麗さっぱり無くなっていく。できればゆっくり進みたいところだがダイス目によるのでそうもいかない。早くゴールするプレイヤーもいれば、いつまでもゆっくりと進んでいるプレイヤーもいて、最後の方はちょっとダレる感じがあった。
感想
今回の満足度:7点(10点満点)
さすがクラマー&キースリング黄金コンビの作品だけあって、シンプルな双六ゲームなのに非常に楽しかった。最初はマイナスタイルが邪魔に感じたが、クローバータイルを持っていると高得点に変わるシステムが非常に効いていて所持しているクローバータイルの数によって、欲しい、欲しくない、がプレイヤーによって違うところが本当に面白い。
まあダイスの目によってどうしようもない場面も多々あることや、終盤の収束性がやや悪いところは気になったが、お正月にみんなで遊ぶにはとても良いゲームだと感じた。満足♪
記事を読んで、もし気に入ったら励みになりますので「スキ」お願いします♪ noteユーザーでなくても、記事にスキができるので気楽に押してくださいね。