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チャンピオンズ・オブ・ミッドガルド

今回の満足度:9点(10点満点)

3人重ゲー会でバラージを満喫した後に、少し気楽に楽しめるゲームということで出していただいた「チャンピオンズ・オブ・ミッドガルド」。これがまた楽しいワカプレ+ダイスファンタジーゲームだった!


ミッドガルドの王者たち」と和訳されるみたいだが、私は全く聞いたことがなかった。2015年発表の作品で日本語版はない。2017年には「The Dark Mountains」と「Valhalla」の2つの拡張が出ている。

バイキングがテーマの中量級ワーカープレイスメントゲームで、プレイヤーはバイキング一族のリーダーとなり、北欧神話に出てくるモンスター達を撃退して栄光を受けるゲームだ。ゲーム終了時に栄光点を最も獲得したプレイヤーの勝利である。

メインボード中央が町となっており、様々なアクションスペースが用意されている。一部はタイルになっておりゲーム毎に変わるようだ。そして北の山側からはトロールやドラウグが攻めて来るし、南の海側からは北欧神話の強力なモンスターが攻めてくる。

町には様々な戦士がいる。白ダイスのソードマン、赤ダイスのスピアーマン、黒ダイスのアックスマンだ。これらを雇い、モンスターのところへ出撃し撃退するのだ。

今回、私が選んだキャラクターは、バーサーカーのULLR。特殊能力は「戦闘時に2ヒットの出目がある場合に勝利点を1点もらえる」というもの。とにかく戦闘しろ、ということだなw

手番では5つのワーカーで、町へ行き木や食料などのリソースを獲得、ダイス戦士を雇い、モンスターへ戦いを挑む。この際、海側にいるモンスターは船に乗って出撃せねばならず、船にはリソースやダイスの積載数が決まっており、なかなか悩ましい。

ワーカーを置いた後にダイスを好きなように割り振り戦闘フェイズとなる。戦闘は全てのダイスを振るだけ。ダイス運によるところが大きいが、その分予想しない展開となり面白い。

今回は「The Dark Mountains」と「Valhalla」の2つの拡張を両方込みで遊んだ。山拡張は新たに山のモンスターが現れるが、戦闘前に足元に伏せてあるカードの効果を受けなければならない。だいたい酷いことが書いてあるようだ。ただし山のモンスターを倒すとアーチャーダイスが手に入るため旨みがある。

ヴァルハラ拡張はダイスが死んだ後にトークンとなり、トークンが貯まるとヴァルハラにある強力なカードがもらえる。さらに強い戦士が貰えたり、勝利点がもらえるのだが、これは面白い仕組みだ。ダイスが死ぬことに意味が出てくるので、私の好きな要素なのかもしれないw

今回、私のリーダーはバーサーカーということもあり、とにかく戦闘をしようと決めて、とにかくモンスターと戦うようにした。特に山のモンスターと重点的に戦ったおかげで非常にたくさんのモンスターを倒し、栄光点を稼ぐことが出来て、勝利できた。

運要素の強いダイスゲームだが、テーマも非常に好みでとても楽しかった。日本語版がないのが非常に残念な作品だ。北欧神話のワカプレ+ダイスファンタジーゲームに興味のある方はぜひ試して欲しい一作。

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