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ヒーフー!! 〜あら、お上手ですね〜

今回の満足度:8点(10点満点)

トリテ初心者の自分が今、一番気に入っているトリテは「ヒーフー!!」


トリックテイキングゲーム(以下、トリテ)は奥が深い。
マストフォローだとか、切り札ありとかなしとか、色々なトリテが発明され世に出回っており少しずつルールが違うのだが、基本的には数字の書いたカードを順番に出してトリックの勝者を決める。

たったそれだけなのに、自分の手番にどのスートのどの数字のカードを出せば良いのか判断するのは意外と難しいものだ。これにはある程度の経験とセンスが必要だと思われ、まだまだ自分は初心者の域を脱することが出来ていないと感じている。そんな私のお気に入りトリテが、「スカルキング」と「ヒーフー!!」だ。

ゲーム概要

4スート、1〜15(4人プレイの時は1〜13)の数字が書かれたカードを用いたマストフォロー、切り札なしのトリテ。

1ラウンドは9トリック。最大5ラウンド行うのだが、誰かが10点獲得してもゲーム終了。1ラウンド中、2回ちょうど勝てば得点ボード上の得点を獲得できる。ただし3回以上勝利すると得点はなし。5ラウンド終了時に最も得点の多いプレイヤーの勝利。


トリテ自体は簡単♪でも、2回ちょうど勝つのはとっても難しい!

ルールは非常に簡単で、マストフォローなのでリードプレイヤーが出したスート(色)のカードが手札にあれば絶対に出さなければならない。しかも切り札がないので、必ず一番大きい数字を出したプレイヤーがトリックを取ることになる。

これは初心者の私にはとても理解しやすく、勝ちたい時は単純に数字の大きいカードを出せば良い。今回は4人プレイだったので、最大の数字は13。つまり勝ちたい時はこのカードを出せば必ず勝てる。だが、実は勝つのは簡単だが負けるのが非常に難しいw

このゲームは2回ちょうど勝ちたい。つまり9トリックあるうちの2回しか勝ってはいけない。これが絶妙に難しく計画が狂うことが多々ある。最初はとかく2回勝って、「さあ、あとは全部負けよう」などと考えているのだが、負けるつもりで出した6とかの数字でも勝ってしまうことがある。

これがあまりにも予想外なので思わず天を仰ぐ。

「あー!マジかー!3回勝っちゃったー!」

思わぬ誤算にショックを受けているところに、他プレイヤーがさらに茶々を入れる。

「上手いなぁ。全然勝てないわw」

このやり取りが最高に楽しい♪

最初の取捨選択が大事!

ただこれだけだと最初に配られたカード運が強すぎると思うのだが、4人プレイでは最初に13枚のカードが配られそのうちの4枚を秘匿に捨札とし、合計9枚でトリテが行われる。

このラウンド初めの取捨選択が非常に熱く、どのスートのどの数字で勝ちにいくのか、負けるのはどのカードなのか計画するのは非常に面白い。最初の1、2ラウンドは少し難しいのだが、後半は要領が分かってきて面白く悩ましい。


3回以上勝たないようにするドキドキ感が楽しい♪

私がこのゲームで最高に気に入っているのは、やはり2回勝った後で3回目を勝たないようにするドキドキ感だ。トリテはやや単調になりがちな印象を持っているのだが、このゲームは終了までずっとドキドキしてしまう。最高だね。

今回は私、妻、息子2人の4人プレイだったが、みんなトリテが下手くそなので2回勝って喜んでミープルを置くのだが、すぐに3回目を勝ってしまって点数がなくなってしまい大爆笑だった。

ゲーム自体は妻が4点でトップのロースコアゲームとなったが、非常に盛り上がる楽しい時間を過ごすことができた。これは何度でも遊びたいトリテだなぁ。

3回以上勝ってしまって倒れているミープル


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