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ウィッチストーン 〜頭脳絶好調な魔術師〜

ずっと気になっていたものの手が出せずにいたクニツィア作品。セールで3000円で売っていたため思わず購入w

定例会の豊橋ボードゲーム会にて4人戦をさせていただいた。

ゲーム概要

プレイヤーは魔術師となり伝説のウィッチストーンを生み出す魔法の力場を再生する。最も優れた業前を示したプレイヤーがウィッチストーンの支配者となるのだ。

プレイヤーにはそれぞれ魔法の大釜が渡される。ここには6つのアクションを示すアイコンと水晶が配置されており、ここに毎手番1枚のへクスタイルを置く。全てのプレイヤーが11手番を行うとゲーム終了。最も得点の高いプレイヤーの勝利となる。

アクションの連鎖が気持ち良い!

置いたタイルに示された2種類のアクションを行うことができるのだが、場にある同じ種類のアイコンを繋げることでより強いアクションを行うことが出来る。これはクニツィアの「頭脳絶好調(2004)」という昔の作品を個人ボードで再現したものらしいが、非常に悩ましさとコンボの気持ち良さを両立した面白いシステムだ。

この場合、杖アクション2回、水晶アクション1回が行える。

手元には常に5枚のヘクスタイルが補充される。これらをどのような順番でどこに配置するのかが非常に悩ましい。

多彩なアクション群が面白い!

アクションは6種類と多彩だ。全てのアクションを強化していくことはパズル的にも難しいため、いくつかの種類に絞って強化していくことになるのだが、結構悩ましい。

おそらく一番重要なアクションは、ボード中央の水晶玉の中で魔力の連携を作っていく魔力アクション、魔女アクションだろう。ここでは魔女駒や魔力駒でネットワーク構築していくのだが、場所は早取りなので他プレイヤーとの競争が非常に激しく熱い!

場所の早取りなので、インタラクションとしては強めだが直接攻撃ではないので特に嫌な感じもなく非常に楽しいものだった。

他にも、五芒陣でのレース、魔法の杖でのレースなど盤面の至る所で競争が行われることになり、現代ゲームらしい多彩な戦略を選択することが面白い。

ゲーム結果

ゲームは109点を獲得したAさんの勝利。私は75点のロースコアだったが、ヘクスタイルの悩ましいパズルを楽しめたし、インタラクション強めのネットワーク構築も面白かったので非常に満足できた。

総評

今回の満足度:9点(10点満点)

率直な感想として、非常に面白かった。手元のヘクスタイルによるパズルはとても悩ましく、連鎖によるアクションの強化が非常に気持ち良い。また水晶玉でのネットワーク構築が思ったよりもインタラクションは強く、それでいて妨害できるほどでもないのでちょうど良いと感じた。

旬を過ぎてしまったのか、あまりネットでも見かけなくなってしまったが、2021年のスカウトアクションでは、赤の大聖堂やワーリング・ウィッチクラフトを凌ぎ、アークノヴァと同率1位を獲得した実力派だ。

アークノヴァ4.5、ウィッチストーン4.5の同率1位

後日、3人プレイも試したが、3人でも面白かった。さすがクニツィア。今後もリプレイしていきたい作品だ。



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