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リスボア

今回の満足度:9点(10点満点)

大震災により崩壊したリスボンの街を復興させるラセルダの超重量級作品。建築家、貴族、王様へアクションを行い、街の瓦礫を取り除き商店を建築していく。建築場所の取り合いが熱い!面白い!

最近ラセルダ作品を続けて遊ばせて貰う機会に恵まれた。今回はリスボア。ポルトガルの首都リスボンですね。詳細は調べてませんが、パステルカラーの美しい街が復興できて良かったですね。

そしてその街並みと比べても見劣りしないほど美しく格調高いメインボード!いつもながら素晴らしい雰囲気だ。

ゲームはウェザーマシンとは全く違い、手札のカードをプレイしていくスタイル。なんとなく「ロココの仕立て屋DX」を思い出した。

カードは貴族のカードや財務のカード?があり、これをプレイするのだけど、メインボードへプレイしてアクションしてもいいし、個人ボードのポートフォリオへ差し込んでアクションしてもいい。

カードの補充も場に並んでいるカードから好きなものを選んで手札に加えて良いので、ある程度は計画的にアクションしていける。

アクションには建築家、侯爵、王様とあり好きなものを選べるが、アクションのコストはそこに派遣している役人の数による。この役人のマネジメントにインタラクションがあって面白い。

また貴族のタイルを持っていると他プレイヤーの手番に相乗りして自分もアクションが可能になり、これを上手く利用すると手番が増えて強い気がする。(今回は全く利用できず歯痒い思いをしたw)

そしてメインボード右側には瓦礫に埋もれたリスボアの街があり、建築アクションを行うと瓦礫を取り除いて商店を建てることができる。

この時、建築のコストは、残っている瓦礫の種類や数に依存しているところが変わっていて面白い。つまり商店が建っているストリートほど次第にコストは安くなり、どんどん競争は激化していく。

また取り除いた瓦礫は個人ボードに取得されていき、セットが揃うと持てる資源の数や差し込めるカードの数がアンロックされていき、拡大感がある。

ストリートには資源が紐付いていて、生産アクションを行うと自分の商店が建っている資源を獲得することができる。またゲーム終了時には、ストリートごとのマジョリティ争いがあるので計画的な建設が必要だ。

上記のように他プレイヤーとの非攻撃的なインタラクションが強く、読み合いと計画性が求められるところが非常に面白い。

今回、リスボアの街を復興すべく建築に力を入れて頑張ってみたが、効率的な建設が出来なかったことや公共施設が建てられず、67点というロースコアで4位だった。これは初見では難しい。

スコアとしては散々な結果だったが、格式高い雰囲気やリスボアの街を復興しているテーマは最高のプレイ感だった。まだまだ反省や改善点があったので、ぜひまたリプレイさせて欲しい。

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