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017: ユニオン・ストックヤード日本語化

先日遊んだユニオン・ストックヤード。非常に面白いゲームで今後もリプレイしたい作品と思っているのだが、問題が一つある。昨年、数寄ゲームズさんから国内販売されたのだが、残念ながら「日本語版」ではなく「和訳付き英語版」だったのだ。

ルールブックと一番大事なサマリーは日本語化してくれているので遊ぶのに支障はないのだが、このゲームの醍醐味はやはり1865年アメリカのシカゴに設立された巨大な食肉加工場ユニオン・ストックヤードの歴史に触れることだと思う。

そういう意味でフレーバーまでも全て楽しみ、このゲームの魅力を骨の髄までしゃぶり尽くしたい、という欲求に駆られ重い腰を上げて日本語化した。結果、非常に満足できる出来に仕上がったので備忘録として書いておく。

なお、今回メインボードの日本語化のやり方としてHAL99さんの動画をお手本にさせていただいた。ベテランらしい非常に洗練された素晴らしいテクニックだと思うので、興味のある方はぜひご覧ください。



メインボード日本語化

今回、日本語化するきっかけになったのは、ヤマさんの日本語化シールの存在。自分で和訳シールを作るところからだとハードルが高かったと思うので、本当にありがたい。

上記の記事のファイルをコンビニのコピー機を用いてA4サイズに印刷。とても綺麗に印刷できるのでおすすめだが、少し割高なのと実は少しだけサイズが合わないので、細く調整したい方は自分のプリンターでの印刷の方が良いかもしれない。

印刷した用紙をニチバンの透明カバーフィルムで保護する。保護しない場合、何年ぐらいもつのか想像もつかないが、ボード上に木駒を置くことを考えると保護しておいた方が良いだろう。

意外と丸まっているので貼り付けが難しいのだが、カットボード上からそのまま貼り付けた。こうすることでカットするのも楽になったので結果的に良かったと思う。

あとはデザインナイフで好きな形にカットする。
「〜の食肉処理」という表現がなんとなく好きじゃなかったので、その部位は貼り付けをしなかった。まあ好みの問題だし、自分だけのものなので基本的に好きにするのが良いだろう。

貼り付ける糊は、動画で紹介されていた「シワなしPiT」。
剥がすことはできないので、覚悟を決めて貼り付けたw

ちょっと色味が濃いので境目は分かるが、遠目には問題なし!
この調子でドンドン貼り付けていく。

貼り付け終了。
若干色味は違うが、むしろアクションスペースが分かりやすくなった気もするw


個人ボード日本語化

数寄ゲームズさんで購入するとサマリーを付属してくれている。
これも上記と同様の手順で個人ボードに貼り付ける。ここは手元で一番よく見るところなので日本語化は非常にありがたい。

ちなみに「Low Morale Tokens」のMoraleはモラール(士気)。
自分が組織の一員である自覚と共通目標を持ち、目標達成のために組織が団結することを指す。 倫理や道徳を意味する「モラル(moral)」とは違う。完全に勘違いしていたことは内緒だw
これも日本語化したほうが良いかもなぁ。


カード日本語化

建物カード、年カードも日本語化する。
BLACK69さんがBGGに和訳をアップしてくれているので、ありがたく使用させていただいた。フレーバーまでしっかりと楽しめるようになるので素晴らしい!

これもコンビニでA4サイズに印刷してカット。
剥がすことのできる糊で一部だけ固定してズレないようにしてから、スリーブに入れた。少しだけサイズが小さいのだが、むしろ裏面からはみ出さないので良いと思う。


感想

今回、ユニオン・ストックヤードの日本語化を行った。はっきり言って、サマリー以外はプレイに慣れれば英語でも全く問題なく遊べるのだが、プレイ時の没入感が全然違うと思うのでぜひ日本語化することをお勧めしたい。

そして、今回日本語化するにあたり動画を公開してくれたHAL99さん、メインボード和訳を公開してくださったヤマさん、カード和訳を公開してくださったBLACK69さんに心から感謝したい。

最近のメジャーなボードゲームは日本語版を販売してくれることが多いので日本語化が必要な機会はあまりないのだが、ボードゲーム愛好家としてこのようなテクニックを身に付けておくことは有用だと思う。

世界で一つだけの「自分で日本語化した特別なボードゲーム」を所有する喜びもあるので、興味の湧いた方はぜひチャレンジしてみて欲しい。


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