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ヌースフィヨルド

今回の満足度:9点(10点満点)

以前から気になっていたヌースフィヨルドをようやくプレイできた。見た目は地味だけどシンプルで分かりやすいプレイ感と熱い駆け引きが楽しい傑作だった。これは好き♪


見た目は地味!?

リソースはお金しかなく、アグリコラアルルの丘をプレイした後だと少し寂しいコンポーネントに感じる。おまけに建物はイラストのない文字だけのカードだし。

評判は良いみたいだけど本当に面白いの?

ボドゲの見た目を重視する私としては、ちょっと心配になったが色々な人からお勧めされているので、楽しみではある。
今回は、shuさん、Oさんと3人プレイ。

無数の建物カードに目が眩むが・・・

場に並べられた無数の建物カード。アグリコラの職業カード、小進歩カードのように、これらがあるからこそ多様なゲーム展開を楽しむことが出来るのだが、最初はあまりの数に面食らう(uu;

だけど、テキスト効果は簡単だしコストもリソースが3つしかないので、実はそんなに難しくなかった。一つ一つ見ていけば、自然と欲しい建物が決まってくる感じだ。

ゲーム概要

北欧の漁村が舞台。漁業会社の社長となって、漁を行い、村に建物を建てて会社を発展させていくワカプレ。

ワーカーは3人、7ラウンドでゲーム終了。
終了時に勝利点の多いプレイヤーの勝利だ。

まず漁フェイズで、自分の漁獲量分の魚を得る。これを長老や株券を所持しているプレイヤーへ配当として配り、余った魚を自分のものとする。森林を伐採して木材を獲得し、建物を建てて勝利点を稼いでいく。

ゲームの構造はテーマとも合致していて、とてもシンプルで分かりやすい。

不思議な感覚の漁フェイズ

漁フェイズでは自社の漁獲量分の魚を得ることができ、この漁獲量は船を購入することで増やすことができる。船にはスループ船、カッター船、スクーナー船の3つの大きさがあり、大きい船ほどたくさん漁獲できる。

なるほど。じゃあ船を購入するか。

そう思って無理してちょっと大きめのカッター船を購入。そして初めての漁フェイズ。魚が5匹もらえた。よし!と思ったら、

長老へ1匹ずつあげてくださいね。

あ・・・そうだった。仕方ない魚を長老へ献上。
長老は自分だけの特殊なアクションスペースとなり便利だが魚を取られるのは痛いなぁ。

そして自社株を持っているプレイヤーへ配当として魚を配布。
ようやく自分の分として魚がもらえるかと思ったら、自分が持っている自社株分しか手元に入ってこない!
結局、2匹しか魚はもらえなかった。何だこれ?w

魚を1匹ずつ要求する長老たち

他プレイヤーに得をさせてしまうジレンマが最高に楽しい!

このゲームはなかなかお金が手に入らない。
お金を獲得するためにはいくつか方法があるが、一つは株券を発行することでお金を得ることができる。

発行された株券はメインボード上に置かれるが、この株券は誰でも購入することができる。株券を持っていると漁フェイズで獲得する魚が増えるのだ。つまり株券を発行することで2金を得られて一時的に得をするが、長期的に見ると他プレイヤーの得となる。これはとても悩ましい。

また手元の魚を給仕することでもお金を得ることができる。しかし晩さん会のお皿に魚が並び長老アクションが可能になるため、他プレイヤーも非常に美味しい状況となる。

これらの「自分は得をするが、他プレイヤーはもっと得をするかもしれない」というジレンマが、このゲーム最大の面白いポイントであり最高に楽しい仕掛けだと感じた。

後半に向けて盛り上がるゲームシステム!

そして少ない魚と木とお金をやりくりして何とか5つの建物を建てた。建物はA、B、Cの3種類あり、徐々に強力な建物が現れるため、ゲーム終盤に向けて盛り上がっていく感じだ。

今回、私の漁村は造林家と港の親方の長老たちを迎え、大きなスクーナー船2台で魚をたくさん漁獲。給仕でお金を稼ぎ、村なのにお城を建てて11点獲得w

勝利点は今一つだったが、評判の高いヌースフィヨルドの面白さはしっかりと感じられた楽しいプレイ感だった。これはまたやりたい♪


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