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カルカソンヌ 〜33.BoardGameにて〜


鹿児島のボドゲカフェ「33.BoardGame」

楽しかったゲームマーケットの熱も冷めないうちに、私用で鹿児島へ行ってきた。1泊2日だけど用事は3時間ほどしかない緩いスケジュール。暇な時間が多すぎるため、急遽ボードゲームカフェへ行くことを思いついた。

いつもお世話になっているボドゲーマで鹿児島のボドゲカフェを検索してみると3件ヒットしたので、一番所有ボードゲームの多い33.Board Game(サーティスリー・ボードゲーム)さんへお邪魔することにした。

いつも思うことだが、だいたいボドゲカフェは薄暗い建物の中にひっそりと存在しているため初めて訪問する時のハードルが高いw。少し躊躇しつつも勇気を振り絞って中に入ってみた。

すると店の中は想像以上に明るく清潔感があって、ホッと一安心。
人懐っこい優しい感じの店長さんが丁寧に対応してくれた。部屋の片側がボドゲ棚になっていて綺麗に陳列されている。軽量級〜中量級がメインで遊ばれている印象だ。

夜まで滞在する予定であることを話すと、さっそく店長さんがSNSで相席募集をかけてくれて常連さんが何人か集まってくださることになった。これは嬉しい

写真を撮るのを失念したので公式インスタグラムより引用

カルカソンヌが熱い!

店長さんと話をしていると、最近店ではカルカソンヌが盛り上がっていてカルカソンヌ日本選手権の予選会も行われたらしい。X(エックス)で日本選手権が開催されていることは知っていたが、周りにそういう人たちはいなかったので非常に興味深かった。

カルカソンヌ日本選手権 公式HP

というわけで、さっそくカルカソンヌを遊んでみることにした。
カルカソンヌは2001年ドイツ年間ゲーム大賞受賞の名作で、もちろん遊んだことはあるが4人プレイしかしたことがなかったので2人プレイは未知の領域だ。本当に2人で面白いのだろうか。

今回は遊んだ20周年記念版

ゲーム概要

カルカソンヌはフランス南部にある欧州最古の城塞都市として知られている。プレイヤーは都市や道のタイルを並べ、そこに配下のミープルを配置することにより点数を稼ぐ非常にシンプルなゲームとなっている。

手番ではタイルを1枚引いて、共通の場に並べる。この時、道や都市などに矛盾が出ないように隣接して並べることだけが条件となる。そして置いたタイルに1つだけ手持ちのミープルを置くことが出来る。

これが勝利点となり、道が完成するとタイル1枚につき1点。都市はタイル1枚につき2点を獲得できる。タイルが全て置かれるとゲーム終了で、合計得点の高いプレイヤーの勝利となる。

テーマ、アートワークがユーロゲームっぽくて好き!

カルカソンヌは都市を作ったり、道を作ったりするテーマが非常に牧歌的な雰囲気を感じさせてくれて好感が持てる。アートワークもオーソドックスながら安心感のあるデザインで、すごくユーロゲームっぽくて好みな感じだ。

2人プレイはさらに駆け引きが熱く、悩ましい!

手番で出来ることはシンプルだが、とても戦略性があって悩ましい。得点を取るためにはミープルを配置しないといけないのだが、あまり置きすぎると手持ちのミープルがなくなってしまい肝心な時に置けなくなってしまう。いつ、どこで得点していくのか、いつも考えながらプレイする必要がある。

また、都市は完成したときに点数化されるのだが、獲得できるのは最も多くのミープルを配置しているプレイヤーだけとなるため、都市の取り合いがとても面白い。また平原も完成した都市の数だけ点数化されるため大きな平原を狙っていきたいが、この駆け引きも非常に熱く悩ましい!

今回初の2人プレイだったが、2人だとタイルのカウンティング要素や、都市や平原の取り合い要素もさらに激しくなり悩ましい印象だった。

都市と平原の取り合いが勃発!

完成した街が美しい!

いつも感じることがだが、共通の場に何かを作っていくゲームでは終了盤面の美しいゲームは本当に素晴らしい。ゲーム終了後に完成した街を眺めながら感想戦を行うのも楽しく、この唯一無二の世界を作り上げた達成感もある。

短時間で終わるので何度でも遊べる!

2人プレイでは1ゲームだいたい20〜30分程度で終わり、非常にスピーディな印象を受けた。1戦目は113点 vs 87点。かなり点差をつけられてしまった。やはり2人プレイ独特のテクニックがあるように思う。

ちょっと悔しかったので、もう一戦お願いした。次はけっこう善戦したが、109点  vs 101点。やはりちょっと届かない。練習が必要なようだw

サクサクとプレイできるので何度でも遊びたくなる。これは楽しい♪

感想

今回の満足度:8点(10点満点)

久しぶりにカルカソンヌを遊んでとても楽しかった。これまで4人プレイしか遊んだことはなく、のんびりしたファミリーゲームの印象だったが、2人プレイをしてみると非常にタイトなユーロゲームっぽいプレイ感であり面白かった。

ランダムに引かれるタイルにより同じ地形になることはほとんどなく、リプレイ性も非常に高い作品のため世界大会が行われるのも頷ける。これはやり込みたくなるわけだ。

また機会があればカルカソンヌの2人プレイもしていきたい。


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