村の人生 酒場+港町拡張
今回の満足度:9点(10点満点)
近々BIGBOXが発売される村の人生を、待望の2種拡張入りでプレイ!それぞれ趣の違う良拡張でプレイ感が大きく変わるけど、面白さは相変わらず最高♪
今回初めて「酒場拡張」および「港拡張」を遊んだので、その特徴やプレイ感などを今更ながら綴っていきたい。
個人ボードは特に変更なし。そして、これから世代を繋ぐ村人コマ。これを見ると村の人生という感じがする。ここから様々な村人のドラマが生まれるのだ。
ちなみに村の人生をまだ知らない人は以下のレビューをどうぞ。
村の人生:酒場
2013年に発売された第1拡張。5人プレイが可能になる。
村にビール醸造所と酒場が追加される。新しい商品としてビールが追加され、市場で売ることもできるが、基本的には酒場でビールを支払うことで村人カードを購入することになる。
新しく追加された村人カードは実に様々な効果を持っている。商品を2つ貰えるものや、アクションをもう一度行うもの、ゲーム終了時に勝利点をもたらすものなどバリエーションに富んでおり、基本ゲームでは出来なかったことが可能になっており面白い。
また酒場ボードが追加されたことにより、村の名鑑が新たなボードとして盤外に置かれる。ちなみに酒場で寿命を迎えた村人は飲んだくれなので名鑑には載らず、そのまま共同墓地へ埋葬される。
おじいちゃーん、飲み過ぎー!w
プレイ感
わざわざビール醸造所へ行ってビールを作成する手間が増えたが、村人カードは無視できない効果を持っており、またアクションキューブを取りに行くついでにお金で買える村人カードを買う楽しみもある。
少し考えることが増えるので初心者はない方が良いと思うが、慣れてくると戦術にバリエーションが出るので経験者同士ならぜひオススメ。
村の人生:港町
2014年発売の第2拡張。
基本ゲームの旅アクションが弱いとのことでテコ入れされた拡張なんだとか。基本の旅アクション部分に海のボードを乗せて、航海アクションとなる。
初めて航海アクションを行うときはお金で船長を雇い、その船長の能力により進むスピードが違う。そして自分の船に商品を積み込み、各島を訪れて売却して勝利点を稼ぐことになる。
お金も必要で基本の旅アクションよりも大変になったが、その分効果も強くなっており港拡張込みの場合、航海をしないと勝つことは難しい印象だ。
また港町拡張には人生の目的カードなるものが追加されており、銀のカードと金のカードがある。人生の目標とする職業がフレーバーのようで、達成すると勝利点を得られる。
プレイ開始時の指針となり良いのだが、今回私が引いた銀のカードは「小説家」。証書3枚と各色キューブを所持すると小説家になれる。最初これを目標にプレイしていたのだが・・・かなり大変だったw
かなり無理をして達成したのだが、これで5点稼ぐぐらいなら商品を市場で売ったほうがよっぽど良かったかもしれない。かなりプレイを引っ張られた感があるので、無理に目指すべきではないのかも。もう少しプレイを重ねてみて検証したい。
プレイ感
これは基本ゲームとかなり趣が変わる拡張のようだ。やはり基本ゲームよりも旅アクションがやや複雑になるので初心者には向かないと思うが、慣れてくるとかなり面白い拡張に思える。
ただ、目的カードが自分のプレイ指針に合っていれば達成を目指すと良いと思うが、無理してまで達成することはないように思えた。もう少しプレイを重ねていきたい。
総括
今回、いきなり2種類の拡張込みでプレイしてみたが、とても面白かった。ややルールが増えて複雑になるが、元々がそれほど複雑ではないので問題はないだろう。ただし、うまくプレイするには慣れが必要に思えた。
今回は私、shuさん、Oさんの3人プレイ。拡張のみのインスト込みでプレイ時間は2時間ちょうど。拡張が2種類入っても収束性は良く、どんどんと村の名鑑に村人たちが載せられてあっという間に終盤を迎える疾走感が楽しかった。村の人生は本当に切れ味が良い。
ゲームは、航海アクションをしっかりと行ったOさんが81点で勝利。私はあまり航海はできず、代わりに小説家で貯めた証書を使って議会と教会で得点して69点の3位。
やはり航海アクションが強いと思うが、酒場で購入する村人カードが面白くてそちらに傾倒したのだが、割と得点できたように思う。様々な得点ルートが増えたので、2種拡張はやはり良い拡張なのだろう。
もうすぐBIGBOXが発売される。
第3拡張の「結婚」が追加されるとのことなので、名作「村の人生」がまたどのように変化するのか今から非常に楽しみだ。
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