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「オラニエンブルガー運河」レビュー後記

本日、ウヴェ・ローゼンベルクの最新作「オラニエンブルガー運河」をボドゲーマでレビューしました。

いつもボドゲーマでレビューを書くときは、そのテーマについて調べて記載するようにしているのだけど、今回は大変だった。

とにかくオラニエンブルガー運河について書かれたものがほとんどない!
ようやく見つけたのは、Wikipediaのみ。

「これだけじゃ分からん!」などと愚痴っても仕方ないので、とにかくオラニエンブルクについて調べた。最初は全く想像もしなかったのだけれど、時代的にも産業革命が大きく関わっていることが分かってきて、俄然面白くなってきた。

しかも産業革命には第1次、第2次ってあったんだ!ってビックリ。(しかも現在は第4次産業革命と言われているらしいw)

みんな大好きなブラス・バーミンガムは第1次産業革命。それに対して、ドイツで起こったのが第2次産業革命。アメリカでも第2次産業革命が起こっていて、カーネギーやロックフェラーなんていう有名人も出てくるから面白い。

ドイツでの産業革命は、ライン地方のエッセンをから興ったクルップ家が有名で、鉄道レールの生産で急成長し、機械、造船、大砲などの兵器製造に事業を拡大し、その後の二度にわたるドイツの戦争の武器を調達し「死の商人」といわれているらしい。

実は第2次産業革命は独占資本と帝国主義へと繋がっていくので、どうしても軍事色が強くなる。「オラニエンブルガー運河」があまり産業革命のテーマを表に出さないのは、ウヴェさんがそういう目で見て欲しくなかったからかもしれない。なので、レビューにもあまりそういうことは記載しないように気をつけた。


BGGでの評価を見ても賛否両論分かれている本作だけど、個人的には夢中でリプレイして楽しんでいる。セットアップは簡単ですぐに始められるけど、リソース管理はカツカツで苦しく、将来のラウンドで建設する建物を狙っていく戦略性の高さは本当に面白い!

見た目がパッとしないので損している気もするけど、遊んでみるとユーロ好きなゲーマーには堪らない面白さがあると思う。今後、ソロプレイを記事にしていこうと思うので興味ある方は、ちょっと注目しておいてくれると嬉しい。


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