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サンクトペテルブルク第2版 〜市場拡張を入れて〜
5人名作(迷作?)会の最後は「サンクトペテルブルク」。私は3回目のプレイ。第1版は2004年ドイツゲーム大賞受賞、ドイツ年間ゲーム大賞ノミネートの名作で、やはり古参のボードゲーマーにはかなり思い入れのある作品のようだ。
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ゲーム概要
<背景>
サンクトペテルブルクは、ロシア西部に位置するレニングラード州の州都であり、首都モスクワに次ぐロシア第2の都市だ。1703年にピョートル1世により建設されたペトロパブロフスク要塞が始まりとされており、1711年〜1917年までロシア帝国の首都であった。
サンクトペテルブルクはロシアを代表する大港湾都市、大工業都市であり、ロシア最大の文化都市としても発展してきた。そのサンクトペテルブルクで職人を雇い、建築物を建て、貴族を誘致し、街の発展に貢献することを目的とする。
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<ゲームの手順>
今回は上級ルールを採用。
市場が追加され、5人までプレイ可能となる。
1ラウンドは、職人フェイズ、市場フェイズ、建物フェイズ、貴族フェイズ、交換フェイズで構成されている。それぞれのフェイズではメインボードに10枚(5人プレイ時)のカードが並べられ、順番にカード左上に書かれたお金を支払い購入していく。全てのプレイヤーがパスをすると次のフェイズに移る。
フェイズの終了時に手元にプレイされたそのフェイズのカードの収入が得られる。収入は、主に以下の通り。
・職人(緑):お金
・市場(黄):お金+市場シンボル
・建物(青):勝利点
・貴族(赤):お金+勝利点
空きスペースを右側に埋めて、空いたスペース分だけカードを補充し、次のフェイズを開始する。
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交換カードのフェイズまで終了するとラウンド終了。
各フェイズの先手番を示すシンボル駒を交換した後、また職人フェイズからスタートし、山札のどれかが無くなるとそのラウンドでゲーム終了。最も勝利点の高いプレイヤーの勝利となる。
プレイ記
ほぼ1年ぶり3回目のサンクトペテルブルク。昨年は初プレイの上に、数えきれないほどプレイしたというOさんの貴族プレイでボコボコに指導されたので、市場に注力しつつプレイすることにした。
緑の職人はお金の収入源としてこのゲームの基本なのでしっかりと確保した後、魚と野菜のシンボルをゲット。魚は2つシンボルが付いているので、ぜひ魚で頑張りたい♪
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しかし、5人プレイだとなかなか思うように好きなカードを獲得することは難しかった。あいにく魚は青のプレイヤーに取られまくり、自分には回って来なかったので仕方なく穀物狙いに変える。
穀物はあまり誰も狙っておらず2つシンボルを2枚確保することができて、トップとなった。市場フェイズの終了時に各商品に対して1位と2位に勝利点が与えられるのだが、ゲーム後半になるにつれ勝利点は大きくなっていく。これは後々のことを考えるとワクワクする要素だ。
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できれば市場カードをわんさか手に入れて市場でマジョリティを取りたかったのだが、あいにく上家のshuさん(青)も市場カードを集めていたので、上手く購入できず。途中で建物、貴族を集め出す中途半端なプレイングとなった。
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まあ、このあたりは手番順の影響が大きいと思うのだが、それも踏まえての戦略が必要なのだろう。結果は、市場に特化したshuさんが1位。2位以下は団子状態となった。もう少し市場カードで競り合う必要があったのかもしれないなぁ。
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総評
今回の満足度:8点(10点満点)
今回の市場拡張入りの上級ルールは非常に面白かった。昨年の初プレイ時は基本ルールで、建物カードより貴族カードを揃えていくのが圧倒的に強かった印象だったが、市場カードが入りやや複雑化して面白みが増した印象だった。
まあシステム的にはシンプルなお買い物ゲームなので、若干の古臭さは否めないがゲーマー同士の読み合いと駆け引きの面白さは今でも十分楽しめるゲームだと思う。今後もリプレイしていきたい。
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