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メディナ第2版

終了時の盤面が美しいゲームは最高!
ということで、以前から気になっていたメディナをついに遊ばせていただいたのでその感想を。2001年、シュテファン・ドラにより発表された古いゲームだが、第2版が2014年に販売されており、今回はその第2版をプレイできた。



ゲーム概要

北アフリカのモロッコには海に面したカサブランカ、アトラス山脈麓のマラケシュなど古くから繁栄する大都市がいくつかあるが、これらの旧市街は迷路のように入り組んでおり、メディナと呼ばれているらしい。

プレイヤーは順番に2個ずつ木駒を置いていき、建物を増築したり山羊小屋を建設して得点を獲得し、誰も駒を置けなくなったらゲーム終了。最も勝利点の多いプレイヤーの勝利となる。

木駒がたくさんで嬉しい♪

ゲーム開始時、各プレイヤーには4色の建物駒、屋根、壁、ヤギ小屋、商人駒が配られる。駒が多すぎて衝立に隠しきれないw

これだけで非常にワクワクする状況なのだが、ここから手番では2個ずつ駒を置いていく。同じ駒は隣接して配置しなければならず、また違う駒は隣接しては駄目、という配置ルールを守れば基本的にはどこに置いても良い。

第2版からは井戸が追加

今回は4人プレイさせていただいた。
基本的にどこに置いても良い」というのは最初とても迷うのだが、第2版から井戸が追加されて、その周囲に置くと4点もらえるようになったとのこと。初手が置きやすくなっているようだ。

他プレイヤーとの駆け引きが熱い!

私のプレイヤーカラーは赤。とりあえず先のプレイヤーがオレンジの建物を井戸の周囲に1個置いたので追加で1個建設して早速屋根を建てて自分の建物とした。これで4+2=6点ゲット!

しかし、これで私はオレンジの建物を追加することが出来なくなったので、あとはヤギ小屋で拡張するしかない。あまり早い段階で屋根を置いてしまうと他プレイヤーを好きにさせてしまうので良くない、・・・ということが後で分かったw

非常にシンプルで分かりやすいルールだが、誰がいつどの建物を獲得するか駆け引きが非常に悩ましく熱い!

実は過酷な洗面器ゲーム!

木駒たくさんで、みんなで楽しく街づくり♪・・・
なんて思ってたら、屋根を置くタイミングを虎視眈々と狙うゲーマー同士がお互いに牽制し合う洗面器ゲームだったw

ちなみに洗面器ゲームとは、みんなで水を張った洗面器に顔を突っ込んで誰かがギブアップして顔を上げるまで我慢する過酷なゲームを指すらしい。

ゲーム後半はどんどんエスカレートして、
ここで屋根を置いたら塔タイルを取られる・・・
誰かが、あそこに置くまではこれは置けない・・・
なんてことをブツブツ言いながら頭を悩ませる良いゲームだw

感想

今回の満足度:8点(10点満点)

見た目の豪華さとは裏腹に、非常に苦しく悩ましいゲームだった。それだけにゲームが終了した時は、ホッとすると同時に美しい盤面を見ながらの感想戦も盛り上がり非常に楽しい。

現在、入手難なのが残念だが再販やリメイクがされたら入手したいと思うほど魅力的な作品だ。


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