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アッピア街道 Via Appia

アナログゲームならではのギミックが光るボドゲをついにゲット!
見た目の派手さとは裏腹に意外と渋いユーロゲームで面白かった。


ゲーム概要

プレイヤーは、ローマ帝国のためにローマとブリンディジを繋ぐアッピア街道を建設する。採石場から石を運搬し、街道を建設しながらブリンディジへ進む。

手番では、4つのアクションから1つだけ実行する。
収入:場の収入カードを1枚選び、お金または石を獲得。
採石:最大2個の石を採石場に押し込み、落ちた石に対応するタイルを獲得。
街道建設:2枚までのタイルを建設する。
移動:お金を支払い3マスまで移動する。

これを時計回りに繰り返し、誰かがブリンディジへ到達するか、すべてのタイルを建設するとゲーム終了。最も多くの勝利点を獲得したプレイヤーの勝利となる。

まさかのメダル落としゲーム!

なんと言ってもゲームセンターで見かけるメダル落としのギミックが、このゲーム最大の魅力だろう。石駒は大、中、小の3種類あり、1つずつ手前のスペースに置いて押し出し棒で押していく。

なかなか思ったように落ちないところが非常に面白く、全然石が落ちないこともあれば、思いの外たくさんの石が落ちることもあり盛り上がる。とてもゲーム会向きの作品と言えるだろう。

タイルには保有制限がある!

獲得したタイルは運搬車に乗せる必要があり、置けるタイルの大きさや数が決まっているため、せっかく獲得したタイルを乗せられない悲劇が起こることもある。ある程度の計画性が求められていて面白い。

街道建設は意外に渋いユーロ風

獲得したタイルは2枚まで配置できる。しかし、街道はA,B,Cの3つのセグメントに分けられており自分の駒がいるセグメントにしか配置できず、当たり前だが道が繋がるように建設しなければならない。

配置したタイル1つにつきボーナストークンが貰えて、最終得点計算時にマジョリティ争いで1位は8点、2位は4点を獲得できる。この辺りは意外に堅実な渋いユーロゲームを感じさせる作りで渋めで面白い。

1マスの移動は無料で行えるが、2マス移動には2金、3マス移動には5金とコストは高めに設定されており独走することは難しく、街道を地道に作りながら進んでいくことになる。

また街道と街道の間には都市があり、誰かが到達するたびに都市マーカーが置かれて移動コストが安くなる。遅れているプレイヤーに対する配慮もあり、非常に優しいデザインだと感じた。

感想

今回の満足度:8点(10点満点)

以前からとても気になっていたゲームで、非常に楽しかった。やはりメダル落としのギミックが盛り上がり、落ちても落ちなくても楽しくワイワイとプレイできた。

街道建設は意外と地味で堅実なユーロ風だが、それがまた良い塩梅になっている。今回、ブリンディジに到達するのと街道完成がほぼ同時に達成されたが、一目散にゴールを目指す戦略もあると思うので、その辺りの駆け引きも今後試してみたい。

また気楽に遊びたいと思う良いゲームだった。


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