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ローゼンケーニッヒ

33.BoardGameさんで、カルカソンヌの後に遊んだのが「ローゼンケーニッヒ」。アートワークが素敵なので以前から気になっていた作品なのだが、2人専用なので遊ぶ機会が得られずにいた。ちょうど2人だったので遊んでみることにした。


ゲーム概要

薔薇戦争とは 1455-1485年、百年戦争終結後のイングランドで勃発したランカスター家とヨーク家による王位をめぐる内乱のことである。 ランカスター家が赤い薔薇、ヨーク家が白い薔薇の紋章を使用していたことから、後世になり薔薇戦争と呼ばれるようになる。

この薔薇戦争をテーマにした2人用の対戦ゲーム。各プレイヤーはランカスター家とヨーク家となり陣取りを行う。手番では手札のカードを1枚出して駒を置くか、手札を1枚引く。全ての駒を置くか、2人とも置けなくなったらゲーム終了で得点の多いプレイヤーの勝利となる。

アートワーク、コンポーネントが美しい

アートワークが非常に上品で美しいことにテンションが上がる。メインボードの地図も素敵だし、木駒も気持ちが良い。些細なことだが、これだけで満足度が高くなるものだ。

カード運はあるが、戦略性は高い

手番ではカードを1枚出して王冠駒を進めて、自軍の駒を置く。カードには王冠駒が進める方向と進むマス数が示されており、必ず表示されたマスだけ進む必要がある。

とてもシンプルなルールなのだが、これがなかなか難しく悩ましい。序盤は空いているスペースに次々と駒を置いていくだけなのだが、後半になると置き場所が限られる。手札のカードで置けなければカードを引くしかできず、相手プレイヤーの好きにされてしまう。

手札のカードは全て公開情報となるため、出来るだけ相手が置けないようなところに向かって王冠駒を進めることが肝要となり面白い。

ただしゲーム中、4回だけ騎士カードを使用することができる。これにより相手駒を自軍のものにひっくり返すことが出来るので、うまく使うと形勢を逆転することも可能になるところが、また面白い。

たくさんの領土を繋げると高得点!

そしてゲーム終了時に行う得点計算がすごい。自軍の繋がった駒の数で得点を得ることが出来るのだが、繋がった駒数の2乗が得点となるのだ。つまり、
1個:1点
2個:4点
3個:9点
・・・
25個:625点
となる。

大きい領土ほど高得点を得られるシステムなので、自然とメインとなる領土の駆け引きが重要となる。これは面白い!

感想

今回の満足度:8点(満足度:10点満点)

ゲーム結果は、415点 vs 214点。途中まで勝っている計算だったのだが、前半で騎士カードを使い切ってしまい、後半に一番大きな領土を切り崩されてしまい、逆に相手が大きな領土を獲得して形成逆転された。これは悔しいw

ほどよくカード運もあるのでアブストラクトっぽさもないのだが、手札は全て公開情報なので相手の動きを予測する戦略性も非常に重要でとても面白かった。

デザイナーは、ディルク・ヘン(Dirk Henn)で、「アルハンブラ」や「将軍」の作者だ。彼らしい作品で、派手さはないのだが落ち着いた気持ち良さがあり何度でも遊びたくなる名作だと感じた。


おまけ

この後、33.BoardGameさんの常連さんが仕事帰りに集まってくださり(平日なのに!)、6人ほどで様々なゲームを遊ばせていただいた。

・ザ・ゲーム
・タイムボム
・お邪魔もの
・ito
・ワードバスケット
・テレストレーション

どれも盛り上がって非常に楽しい夜を過ごすことが出来た。鹿児島のボードゲーマーの温かさを肌で感じることができて最高の夜だった。この場を借りて同卓の皆さんに感謝したい。ありがとうございました😊

テレストレーション
お邪魔もの


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