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西フランク王国の子爵+全拡張

定例の豊橋ボードゲーム会にて全拡張入りで4人プレイ。初めてなのに全拡張入りでプレイすることになってしまい、「西フランク王国の子爵」基本のみとはまた違った感想になっていると思うけど、そのプレイ感をお伝えしたい。

西フランク王国三部作の3作目。
このシリーズは色んなワーカープレイスメントを体験させてくれるので、かなり期待度は高かった。


ゲーム概要

プレイヤーは繁栄に陰りが見えてきた西フランク王国の子爵となり王国の各地を回り、資材を集めたり、建物を建てたりして民衆の信頼を回復し、お城での地位向上(?)を目指す。

特徴的なのはロンデル構造になったアクションスペースと中央のお城。子爵コマをグルグルと動かして4つのアクション(交易建築お城への配置写本)を行っていく。

手番では3枚の手札から1枚を選んでプレイする。慣れるまでちょっと分かりにくいアイコンなのだが、全てアイコン表記なのは老眼が始まりテキスト嫌いの私には嬉しい限り。

デッキ構築で強くなるアクションが気持ち良い♪

プレイしたカードの左上の数字だけ子爵コマを動かして止まったマスのアクションをするのだが、面白いのはアクションの強さが個人ボードに出ている3枚のカードのアイコンの総数に依存していることだ。

このため同じアイコンを持ったカードでデッキ構築していくと、どんどん強いアクションを打てるようになるのが非常に気持ち良い♪

お城でのマジョリティ争いが面白い!

中央のお城では労働者コマでのマジョリティ争いがある。ゲーム終了時により高い位置に労働者がいると高得点となるため、出来るだけ高い位置に配置したいのだが、労働者は1段目からしか登っていけない。

そして同じエリアに3体の労働者が並ぶと上段に登れるため、他のプレイヤーと押し合いへしあいしながらお城を登っていくのが、とても楽しい。

総評

今回の満足度: 7点(10点満点)

ゲーム自体は魅力的だったのだが、ちょっと今回は辛口の採点だ。
その原因は拡張要素にあったと思う。基本的には、デッキ構築とマジョリティ争いでインタラクションも強めで面白かったのだが、特に「鍵の番人」拡張により建物の得点が高くなり、戦略の幅が広がってしまった。

一見、それは良い要素に思えるが、結果として私ともう1人は中央の城のマジョリティ争いを行い、後の2人は建築プレイで別々に争うこととなった。

つまり4人プレイなのに2人ずつに分かれて別のゲームを遊んでいるような、変な棲み分けになってしまった。上の写真で赤と黄色の駒しか城にいないのは、そのためだ。

そして今回のゲームで勝利したのは建物に特化した緑だったので、私としては「あれ?そういうゲームだったの?」という気持ちになってしまった。

「西フランク王国の子爵」は、やはりお城のマジョリティ争いによる強めのインタラクションが最大の魅力だと思うので、ちょっと残念なプレイ感だった。まあ、初めてなのに拡張入りで遊んだ自分が悪いのだけどねw

しかし、ゲーム自体は非常に魅力的であるので、次回はぜひ拡張なしで遊んでみたい。おそらく評価はもっと上がりそうな印象だ。

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