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3日目、「ティルトゥム」のアクション選択方式

おはようございます!Sato39です。
毎日更新ボドゲレビュー3日目。まだ余裕があるようです。

本日は「ティルトゥム」の心臓部、独特なアクション選択方式についてフォーカスしました。お楽しみください。




【アクション選択は独特のダイスピック方式、強さはアクションポイント制で表現!】

手番で行えるアクションは6つ。アクションホイールの上から時計回りに以下のようになっている。長くなるのでアクション詳細は省略。

  1. 国王アクション

  2. 商人アクション

  3. 建築士アクション

  4. 人物アクション

  5. 契約アクション

  6. ジョーカーアクション

6番目のジョーカーは、他のアクションのコピーなので実際には5つのアクションとなるのだが、面白いのはその選択方法。ラウンドの初めに振られたダイス(4人プレイの時は14個)をその目のところに配置して、手番時にはダイスを一つ選ぶだけ。


<ダイス選択は合理的でかつジレンマたっぷりで面白い>

選んだダイスの色に応じたリソースを目の数だけ獲得し、その反対の目(7-ダイス目)の分のアクションポイントで選択したアクションを行う。何を言っているのか最初は分かりにくいが、非常に合理的に出来ている。

つまり、リソース(黄金、鉄、羊毛、石、食料)をたくさん獲得するためには目の大きいダイスを取る必要があるが、行うアクションの強さが弱くなる(アクションポイントが少なくなる)。

逆に強いアクションをしようとする(アクションポイントを多くしようとする)と、得られるリソースは少なくなる。この相反する利益によるジレンマが、この作品で最も特徴的でかつ、面白いシステムだ。


<ダウンタイムは長め>

ダイスを1つ選ぶだけなのに、場面によりアクションの強さが変わる悩ましい感じは「ゴーレム」のままならないマーブルによるアクション選択を思い出す。やはり私の大好きな作品だ。

ただし、自分の手番になるまで先が読みづらく、選択肢も多いがゆえにダウンタイムは長く感じた。この辺りは「ゴーレム」と同様の欠点を伴っており、4人プレイはお勧めではない印象だ。



システムは面白いと思うんですけどね。何となくダウンタイムが長く感じてしまったのは残念でした。慣れると早くなるのかもしれませんが。

BGGでも、現在ベスト人数は2人になっています。ダウンタイムの影響でしょうか。なんだか、もったいないですね。

では、また明日。


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