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3種類のコンセプト【コラム】

新規事業を立ち上げるとき、3つのコンセプトを立てていきます。
まずは、ブランドコンセプトです。ビジョン型コンセプトでこの事業がどのような意図で存在するのか、人々の未来を創造して策定していきます。

2つめが事業コンセプトです。これは、ブランドコンセプトを実現するためにどのように事業を組み立てていくのかを示します。ブランドコンセプトをより具体的にしたものです。ベネフィットも事業領域を示すように立てていきます。間口・奥行きを考えて、ターゲットの広さや製品・サービスの幅を考えます。

そして、最後に個別の製品・サービスコンセプトです。これはさらに具体的にそれぞれの製品・サービスがどのようなベネフィットを提供するのかを示していきます。

この3種類のコンセプトを立てるのですが、視点が違うのです。ブランドコンセプトはだいたい20~30年先を見据えます。事業コンセプトは直近10年くらいです。第1ステージ分ですね。そして個別の製品・サービスコンセプトは今、この製品・サービスがどのようなベネフィットを提供するのかを考えます。今現在のお困りごとに対する解決策です。

この3種類のコンセプトを立てて新規事業開発を進めていきます。

ブランドコンセプトのスローガンは普遍的で、コンセプトとイメージ・世界観を端的に表現したキャッチコピーにします。

HPでは、トップ画面のファーストビューでブランドコンセプトを表現します。お客様は左脳で理解するのではなく、なんとなく良いなと思ってもらえるようにします。お客様に共感してもらうことが大事なのです。お客様に冠ブランドにぶら下がっている製品・サービスを検討して頂くためには、感情に訴えかけるのです。人は感情によって行動を起こすのです。お客様に共感してもらい、なんか良さそうと期待が高まって初めて、その続きを見てもらうことができるのです。

ブランドとは、見えない付加価値です。信頼の証として誠実なビジネスを心がけて築き上げると同時に、人々に勇気や希望を与えるようなストーリーにすることが大事なのです。人は無機質な機械ではなく感情を持っているので、お客様の心に働きかけて心豊かにしていくように活動していくのです。

お客様に寄り添った唯一無二のブランドを創り上げていきたいものです。

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