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新規事業を立ち上げるときは、市場が異なる複数製品を用意する。【sato流 マーケ・事業戦略講座⑩】

 新規事業で、1つの製品を確立した後にそれに続く次の製品を導入するというのが理想的ですが、参入してみないと市場の様子がよくわからない場合もたくさんあります。

お客様が沢山いて成長著しい市場であっても、販路が複雑になっていて、新参者が入り込むには時間がかかる場合もあれば、意外とスルスルと入り込むことができる場合もあります。

多くの軍資金で、販路をコントロールできたり、自社のブランド力を生かしてネット販売できる場合は良いのですが、それほど軍資金がない場合や、まだ企業の認知度も高くない場合は、複数の市場に新製品を投げかけてみて、反応が良いところから開拓していきます。

 地中からは、どこが突破しやすいのか、実際に市場に入ってみないとわからないからです。


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 また、難しいように見えても、いきなり突風が吹いてうまく上昇気流に乗ることもあれば、うまくいきそうに見えても、次々に壁が立ちはだかることもあります。

分散投資をしておいて、ブレイクしたところから開拓を進めるようにすると、時間的効率につながるのと、成功確率が高まります。

植物の種蒔きも、沢山蒔いておいて間引きするように、新規事業も最初はそうしたほうが成功につながりやすいです。

といっても、新規事業の最初の頃は、分散投資をするのにはコストがかかり、躊躇しますよね。しかし、沢山種まきをしておくと、まるで布石を置いていたかのように、後でつながってくることも多く、事業全体が強固なものになることのほうが多いです。

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