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組織の活性化は頻繁なジョブローテーションから【sato流リーダー講座Ⅱ➂】

 コンサルですので少し病んでいる組織の活性化のお手伝いをすることもあります。(皆様の会社はきっと生き生きと活力に満ちていることと思いますので、この記事はご参考まで。)

 リーダーが激変する市場に対して次の一手に迷っていらっしゃる企業様は、リーダー以上に現場では病んでいることが多いものです。よく使われる言葉で言えば、「コンプライアンス」「ガバナンス」の問題がリーダーからかなり離れたところで起きています。会社として大きな問題が発生したのであれば早急に対処すると思いますが、そうではなくて小さな誰にも気づかれないような問題です。会社に対する被害額は小さいものの明らかに背信行為を繰り返している状態。上司は薄々気づいているもののことを荒げたくないという思いか、興味がないのか、はたまたそんなことを会社に報告しようものなら自分の出世にも響きかねないと思ってか、みて見ぬふり。

 本人は仕事が回ってこなくて(ここが問題!)、暇つぶしかストレス発散でわずかに与えられた担当領域でよからぬことを繰り返してしまっているのです。

 もちろん本人の問題ですが、このような状況をつくっている会社側にも問題がありますよね。

 人間ですから得意不得意がありますので、適材適所になるようにジョブローテーションを頻繁に行うことで淀みができるのを防ぐことができます。


 新人のうちはやる気満々でいても、どんどん新しい知識を持った優秀な人たちが入ってきたら会社の期待はそちらに移ってしまい、本人の不断の努力で成長しなければ仕事が回て来ないという事態になるのです。

 仕事に対する意識・モチベーションを高くするのは自分自身の問題ではありますが、会社側も放置するのではなく常にワクワクするような新しい仕事や職場を提供することも大事です。

 人間の体で言えば、血液サラサラの状態を保つように、会社の健康診断を行って滞りがないか早期発見と処置が大切なのです。


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